"Sleep Cycle"と「ヘルスケア」
【12月10日特記】 このブログにも何度か書いているが、僕は Sleep Cycle というアプリを使っている。このアプリには、睡眠が浅くなったところで起こしてくれるという機能と、睡眠を記録するという機能がある。
このアプリは iOS の「ヘルスケア」と連携しているので、前日歩いた歩数と睡眠の深さの関係を調べたりもできる。
一方、ヘルスケアのほうも Sleep Cycle からデータを取っていて、iOS10以降は睡眠時間を表示するようになった。で、この睡眠時間がクセもので、Sleep Cycle に表示される数字と違っているのである。
例えば、12/8 から 12/9 にかけての僕の睡眠時間は Sleep Cycle では5時間54分である。
ころが、ヘルスケアの「睡眠分析」欄には4時間57分と出ているのである。
ヘルスケアがどういうアルゴリズムでそれをはじき出しているのかは知らないが、Sleep Cycle の「睡眠時間」が、僕がアラームをセットしてから止めるまでの時間であるのに対して、ヘルスケアのほうは、多分純粋に眠っていた時間を推計しているのだろう。
それはすごいとも言えるが、しかし、余計なおせっかいだとも言える。
世の中には 4~5時間も眠れば充分という人もいるのだろうが、僕はそうではない。5時間54分だと、「ちょっと短かったなあ」と思ってしまうし、それが4時間57分だと言われると、途端に「今日はちゃんとやって行けるだろうか?」と不安になるのである。
この日は出張中で、昼間はよく歩いたので寝付きは早かったが、翌朝早くに目が覚めてしまい、快眠度もとても低かった。でも、それでも睡眠時間はほぼ6時間あり、まあまあかなと気を取り直すところである。
ところが、それが実は4時間台だったなどと言われると一気に不安に突き落とされるのだ。
正確なデータは時として人を不安にさせる。そして、不安になると眠れなくなったりもする。そうなると紛れもない悪循環である。
iOS さん、どうかそれはやめていただきたい。「ヘルスケア」の名に悖る行為ではないだろうか。
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