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Monday, December 12, 2016

年末映画考

【12月12日特記】 今年もそろそろ終わりである。映画の各賞も早いものは発表の時期を迎える。僕は僕で年末恒例の「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」を選ぶことになる。

だが、今年は僕は既に少し興味を失ってしまったようなところがある。それは、今年を代表する映画といえば『シン・ゴジラ』以外にあり得ないと思っているからである。

そんなことはない。『君の名は。』のほうが面白かったよ。現に興行収入は『シン・ゴジラ』より『君の名は。』のほうが遥かに多いし…。

──などという意見もあろう。それは否定しない。だが、今年を代表する映画はどう考えても『シン・ゴジラ』だったと思うのである。

この10年間を、あるいは21世紀を代表する映画を選ぶのであれば、『シン・ゴジラ』ではなく『君の名は。』に僕も投票するかもしれない。しかし、2016年を代表する映画は『君の名は。』でも他のどの邦画でもなく、『シン・ゴジラ』でしかあり得ないと僕は思っている。

もちろん、現実には『シン・ゴジラ』以外を選ぶ映画賞も多々出て来るであろう。それはそれで、そんなもんだと思う。

でも、まあ、僕としては、「ああ、そうですか」という感じでしかない。僕は『シン・ゴジラ』を選ぶのである。

だから、今年の「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」は実際のところ、考え始める前から「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画9本」でしかないのである。

この状況にものすごい脱力感がある。『シン・ゴジラ』はそれほどの映画であったと思う。

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