映画『ローグ・ワン』
【12月25日特記】 映画『ローグ・ワン』を観てきた。3Dバージョン。
『スター・ウォーズ』エピソード1の前日譚だとばかり思い込んで観に行ったのだが、3と4の間の話だった。
で、残念ながらあまり書くことがない。面白くなかったというのではないのだが、やっぱり、これまでに公開された7本を観ている人は観るしかないよね、という感じで観に行っているので、それほどの新鮮さがないのである。
VFXがすごいなんてことはこのシリースでは当たり前で、改めて書くようなことではないのである。初めて観たときには確かに驚いたのだけれど、慣れって恐ろしいものである。
今回は話にそれほどの起伏はなく、このシリーズを貫いている運命の試練の影も薄く、人物造形もやや平板であまり際立った特徴付けはなく、ヨーダやチューバッカ、ジャバ・ザ・ハット、ジャー・ジャー・ビンクスみたいな印象的な造形も少ない。
出て来るロボット K-2SO も R2-D2 や C-3PO、BB-8 ほどの愛嬌もない。
辛うじて盲目のチアルートが(人物造形としてもアクションとしても)面白いのだが、何のこたぁない、これは我々日本人がよく知っている座頭市だし、この人の秘密がジェダイと何か繋がるのかと思ったらそうでもない。
で、ここの登場人物が後の物語に深く関わるということもない(ほとんど死んじゃうわけだし)。
結局、あ、そうか、デス・スターはこんな風に開発されたのか、その設計図はこんな風にして反乱軍の手に落ちたのか、というのがオチ、と言うか、押えておくべきポイントであり、うん結局のところ所詮スピンアウト企画という印象を免れない。
まあ、面白かったんだけどね。ファンとして不満が残ったというほどのこともないんだけどね。
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