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Thursday, December 22, 2016

Identity

【12月22日特記】 大阪本社と東京支社以外にはほとんど勤務地のない会社で、大阪 → 東京 → 大阪 → 東京 → 大阪 → 東京と転勤を繰り返していると、時々自分が今どこにいるのか分からなくなってしまうことがある。

必ずしも比喩的な意味ではない。時々ほんとに立ち止まって、「えっと、ここは東京か」などと考えている自分がいる。

さらに、自分が大阪にいても東京にいても部外者であるような気がする。一種のアイデンティティ・クライシスなのかもしれない。

入社して最初の職場が、希望もしていないし適性もまるでないと思っていた営業局で、周りの先輩たちとは人種が違うような違和感を覚えた。

それから絶対行きたくなかった東京に転勤して、しかも一番やりたくなかった外回りの営業マンになった。吐き気をこらえながら一生懸命やってはみたが、どうしても馴染めなかった。馴染めないまま11年が過ぎた。

その後、本社に戻ったが、もう当初の希望であった番組作りに携わる自信をなくしており、編成局を皮切りにいくつかの職に就いたが、いつも周りから「番組を作ったことない奴には分からんよ」「番組作りの経験のない奴に言う資格はない」と言われているような気がした。

後年漸く希望していたインターネット関係の職場に行けたが、その時にはもう管理職で、現場を知らない管理職という後ろめたさと疎外感があった。

結局僕はどこに行っても余所者なのだ。

嘆いているのではない。自分はそういう定めだったのかなあ、と遠くの空を眺めるような気持ちなのだ。

今自分はどこにいるのだろう? それは分からない。ただ、どこかの外側にいて、外側から内側を覗いて、たまには外側から内側に話しかけたりもしている。たまにはその声は届いているのだろうか?

うん、たまに、で良いのだ。

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