ドラマWの連続化に思う
【10月26日特記】 昨日の『東洋経済 ONLINE 』が WOWOW のドラマを取り上げていた。大雑把に要約すると「WOWOW は民放のような(提供社に対する)しがらみがないから面白いドラマが作れる」というもの。
そのこと自体はある程度核心を突いているが、やや単純化しすぎでもあると思うのだが、ここで深く論ずる気はない。
僕がここで触れたいのは、WOWOW がかつて単発ものしか作っていなかったドラマを連続化したことによって大きく伸びた、という点。
それもそうなのだろう。ただ、僕は連続ドラマになったのを機会に、急にドラマWを見なくなった。見られなくなった、と言うほうが正しいかもしれない。
これ以上連続ものを見る体力がないのである。
独身時代僕はかつて週に8本もの連続ドラマを視聴していたことがある。多くは録画視聴である。だから土日のかなりの時間がそれに食われた。
仕事で見なければならない番組もあるし、自分で見たい番組もある(その多くはドラマだった)。
ライフスタイルの変化もあって、昨今僕らの生活はとても忙しいものになっている。自分でもここがこう変わって時間がなくなった(あるいは興味がなくなった、あるいは興味が他のものに拡散した)のだと説明できないのだが、僕が今レギュラーで見ている番組はドラマとアニメで毎クール1~3本である。
それ以外にも仕事で見なければならない番組がいくつかあるのだが、実はその合間を縫って見る単発2HのドラマWは絶好の息抜きだったのである。
それが連続ドラマ化されてしまった。そうなると4回とか8回とかのシリーズを全部見るのは、とてもじゃないが僕には無理なのである。すでに見る体力がない、あるいは見る気力(あるいは根気と言うべきか)がないのである。
だから、WOWOWからのアンケートに答えるような機会があれば、必ず「連続ドラマは要らないので単発を編成してほしい」と書いている。
でも、その要望が叶えられそうな感じは全くない。どうやら、連続化したドラマWは多くの視聴者に好評であるらしいのだ。
Hulu や Netflix への対抗上、連続化の方針が打ち出されるのはある種必然だろう。それは非常によく理解できる。
そうなると結局のところ、開局当時から加入してきた僕が WOWOW の視聴契約をやめる潮時なのかなと思う。多くの連続ドラマファンが加入する一方で、僕みたいな少数派が脱会することはきっと織り込み済みなのだろうけれど。
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