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Sunday, October 09, 2016

オートチャージ付パスモ定期券

【10月9日特記】 念願のオートチャージ付パスモ定期券を漸くのことで手に入れた。僕がなんでこれほどまでにこれに執着するのか、妻にも理解できないらしいが、僕はこれがほしくてほしくてたまらなかった。7月頭に転勤して以来ずっと。

転居してまずパスモ定期を買った。SUICA との比較でパスモを選んだ。とりあえず IC カードがくっついていない定期券を買うなどという気は全くなかった。

そして、まずそのパスモをオートチャージにしようとした。そのためにクレジットカードを申し込んだ。

クレジットカードはネット上から申し込んだ。僕はネット上でできることは出来る限りネット上からやりたい(このこだわりも他の人には理解できないようだが)。

そして、ネット上での審査が済み、クレジットカードの申し込み書類が届いた。ところが、そこには住所の記された証明書のコピーを添付しろと書いてある。

僕は7月にまず単身で上京し、約2ヶ月後に家族が来ることになっていて、住民票を移すのはそのタイミングで夫婦揃ってやろうと思っていたので、このタイミングでは住所を証明する書類がないのである。

仕方なくカード会社に連絡を取って、泣く泣く申込みをキャンセルしてもらった。

そして、約2ヶ月後に妻が到着した。暫くは荷解きの大混乱である。それが少し収まった時点で漸く再度カードを申し込んだ。

そして、審査が終わって書類が届き、証明書のコピーを付けて書類を返送し、それが受理されてカードが送られてきたのだが、なんとクレジットカードだけではなく新品のパスモが付いているではないか!

そういう意味だったのか。でも、あの説明ではそうは読めない。僕は既にパスモ定期を持っている人がオートチャージ化したいときに選ぶものとしてこのタイプの申し込みをした。説明がそう読めたのだ。

「すでにパスモ定期をお持ちの方は現在お持ちの定期券が無駄になってしまいます」などと書いておいてくれないと、新たなパスモが届くとは読めない文面だったのである。

僕は電話をしてそういう文面になっていることが「残念である」とやんわり抗議をした。そして、ここからどういう手立てがあるのか訊いてみた。

電話に出た女性は真摯に対応してくれた。そして、今持っている定期券を払い戻しして、パスモも解約して、新たに今回送られてきたパスモで定期券を作り直すしかないと言われた。

僕は即座に定期券売り場に行った。ところが、「今払い戻すのは不利だ」と言われた。

僕は通勤定期を継続で買ったばかりだったのだ。古い定期は 10/9 までで、その翌日から6ヶ月の定期券を持っていた。払い戻しに行ったのが 10/1 だったので、「今払い戻ししてしまうと、10/1~9 の分の定期券がキャンセルされてしまう」と言う。

なるほど、今定期券を書い直すと、新しい定期の開始日が1週間強早くなってしまい、つまりその間の運賃を損することになるのだ。

ならばどうすれば良いのかと訊くと、今使っている定期を 10/9 まで使って、そこで払い戻し、その翌日からの定期券を新たに新しいパスモに載せるのが良いと言う。

家に帰ってそのことを妻に言うと、彼女は「今使ってる定期が切れるまで待てばいいじゃないの。それまで2枚持っていればいいでしょ」と言う。とんでもない。そんなことは耐えられない。

定期とカードが一緒になって、しかも自動的に補充されるところが僕の憧れなのである。自動で補充されるものと自動で補充されないもの、電車に乗れるものと電車に乗れないものを2枚持つなんて、しかもそれを半年続けるなんて、今日まで辛抱して待った甲斐がまるでないではないか!

僕は断固として 10/9 に払い戻しをすると宣言して、指折り数えてその日を待った。で、今日定期券売り場に走って行ってきた。

売り場の女性は解約手数料が二百何十円かかるとか、定期が継続でなくなるけど良いかなどと丁寧に尋ねてくれたが、そんなことはどうでも良いのである。僕はオートチャージ付きのパスモ定期券がほしいのだ。もう3ヶ月も待っていたのだ。

やっとのことでその念願の定期券を手に入れた。チャージしてみた。買い物してみた。しかし、オートチャージされない。町中で説明書を広げて読んでみた。チャージされるのは改札口を通過した時だと書いてある。

改札口を通ってみた。3,000円が自動的にチャージされた。至福の時である。

どこかに書いたかもしれないが、僕はソーラーのデジタルの電波時計を買ったときも、誇張でも何でもなく、満足感と同時に、人生の目的を達成してしまったかのような脱力感を覚えた。中学1年からの念願だったし、自分が生きている間にそんなものができあがるとは思ってもみなかったので、深い深い感動があった。

僕はそういう自動的なものに価値を見出す。他人の価値観というのは往々にして理解しがたいときがある。でも、僕はできる限り他人の多様性を認めて生きているつもりだ。

だから、僕のこの歓びを理解してくれなどと言うつもりはない。ただ、何も言わずにオートチャージ付きのパスモ定期を持たせてほしいだけだ。僕は3ヶ月待った。僕は今これを持っていることがものすごく嬉しい。人生の充実を感じる。

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