見る目の不思議
【10月13日特記】 僕自身はそんなに悪い奴だとも仕事のできない奴だとも思っていない人が、別の仕事仲間たちにはボロカスに言われているというようなことがある。このごろ立て続けにそういう例にぶつかって少し驚いている。
何なんだろう、これは?
みんなが狭量で僕が寛大だというようなことではない。僕自身にも、数は多いほうではないとは思うが、でもやっぱり「こいつは箸にも棒にもかからないな」と思う奴はいる。
でも、そういう奴は、今までの例では、周りの人間に訊いてみて、僕とそんなに感じ方が違うことはなかった(つまり、僕以外にも多くの人がその人をダメだと感じていることが多かった)のである。
ところが、ここ1ヶ月ぐらいでいくつか見聞きした例では、僕としては、まあ、ものすごく仕事のできる人として信頼しているというほどのことはなくても、別に仕事の上で嫌な思いをしたこともない人が、結構メッタ斬りされているのである。
もうちょっと詳しく聞いてみると、感じ方が真っ向から対立しているわけではなく、僕としても「ふむ、まあ確かにそういう傾向はあるかも」と思う。
つまり、他のみんなは僕が見ているのとは違う面を見て、彼/彼女をボロカスに斬って捨てているわけではないのである。
でも、僕は彼/彼女を罵倒するところには至っていない。彼らは、もう辛抱たまらんという感じで彼/彼女をほぼ全面否定に近い評価を下している。
ここに至る差、違いが分からないのである。
今回のこの文章には、申し訳ないけれど明晰な分析も解りやすい結論もない。ただただ人間づきあいの不思議を感じるのみである。
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