荷造り、東京
【8月23日特記】 昨日までの4日間、関西に帰ってひたすら引越しの荷造りをしていた。漸く7~8割ぐらい終わったかという感じ。
7月に僕が先に東京に移り、その時に持ち出した荷物は全体の3~4割。その荷造りに要した日にちは、少しずつやり始めて1週間、集中して3日間ぐらい。
そして、僕がいなくなってから妻が残りの荷物を少しずつ片付け始めたが、自分が東京に向けて出発する9月頭までには到底終わりそうもない、と大層不安がった。
それで僕らは今回4日間の夏休みを全て荷造りに宛てた。ゴミも大量に捨て、長年使ってきたいろいろなものもその山に加えることにした。でも、確かにこの4日間では終わりまで行かなかった。
考えてみれば、家族揃って(と言ってもウチは2人きりだが)引越すのは22年前に東京から大阪に転勤した時、そしてその時入った賃貸マンションから一駅隣の分譲マンションに移った17年前の2回きりである。
その後僕は単身で東京に行き、単身で関西に帰ってまた2人に戻ったが、今思えばひとりの移動なんて屁みたいに楽なものである。
また、過去夫婦で引越した時にはまだ新婚から日が浅く、それに呼応して荷物も少なく、また妻もまだ本格的に働いていなかったこともあって、妻の仕事の本や書類の量が今とは比べ物にならないくらい少なかったころである。
あれからどうやってこんなに居住スペースは広くなり、部屋が広くなるより更に速いスピードで荷物が増えたのか、まことに不思議な気がする。
ただ、ひと言で言うとこれは、要するにひと処にずっと住んでいると荷物は増えるということである。
新婚以来、いや、入社して僕が初めて一人暮らしを初めて以来、ここまでずっと膨張し続けた居住スペースはこれから徐々に狭くなって行く。
それが東京である。それが僕らの選んだ東京である。
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