涼しい夏
【8月26日特記】 僕は7月の初旬に東京に来てから、毎日暑い暑いとのたまう東京の住人たちを前に「東京は過ごしやすい」と言いまくって、大勢の人たちからちょっと驚かれている。
いや、確かにそうなのだ。関東と関西では関西のほうが圧倒的に暑くて、暮らすには厳しいと思う。
緯度を比べても東京は神戸や大阪より1度ほど北にある(緯度にして1度も違ってるって知ってました?) だから少し涼しくても不思議はない。
最高気温を比べてみても東京より神戸や大阪のほうが暑いと思う。「いや、そんなことはない」と関東人が熊谷を持ち出すのであれば、関西人も京都を持ってくればそれなりの勝負になる(笑)
もっとも、気温の比較というのは却々難しい。うっかり同じ日で比較してしまいがちだが、関西で雨が降ったらその翌日に関東で雨が降るようなことが多いので、本当は同一日ではなく1日違いで比較すべきなのかもしれない。
ただ、いずれにしても、最高気温ではなく最低気温を比べてみれば、関西の夏が如何に厳しいかが解るだろう。
8/1~25 の 25日間で最低気温が 25度を割ったのが、東京が 18日、熊谷でも 19日あるのに対して、京都は 7日、大阪は 1日しかなく、神戸に至っては 1日もない。
体感的にも、東京では「ああ、夜になって気温が下がってきたな」という実感が明らかにある。もちろん体感的な面は温度だけではなく、湿度など他の要因もあるのかもしれないが。
逆に大阪や神戸では「げっ、日が沈んだのに全然気温が下がらんぞ」という実感がある(それがどれほど睡眠の障害になるのか、東京の人には想像がつかないのではないだろうか)。
この差はとても大きいのだ。だから僕は「東京は涼しくて過ごしやすい」と言うのである。声に出して、涼しい顔で(笑)
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