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Sunday, July 31, 2016

映画『シン・ゴジラ』

【7月31日特記】 映画『シン・ゴジラ』を観てきた。古くからのゴジラ・フリークと庵野秀明総監督のファンが大挙して来るのだろうと思っていたのだが、映画館に行ってみたら子どもたちも多い。

考えてみれば、そりゃそうだ。これは怪獣映画なのだから。

現に僕も小学生の時に友だちと連れ立って観に行ったものだ。親に連れられるのではなく、自分たち同士で行ったのは、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』や『ゴジラの息子』などだった。

そういう意味で僕らはゴジラ世代と言えるのだが、一方で庵野監督の『エヴァンゲリオン』のほうは、もう大人になっていたこともあって、全く知らずに過ごしてきた。そのタイトルもあくまで後追いで知ったのである。

だから、「あの庵野秀明がゴジラを撮る」というようなワクワク感はなかった。ただ、予告編を見るととても面白そうだったので観ることにしたまでのことだ。

でも、実際に見てみて、庵野秀明の指向性と表現力を思い知らされた気がする。

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Saturday, July 30, 2016

映画『森山中教習所』

【7月30日特記】 映画『森山中教習所』を観てきた。森さんと山中さんが共同出資した教習所かと思ったらそうではなく、これは「もりやまちゅう」と読む。廃校になった中学校を改装した非公認自動車教習所の話である。

そこに通うことになったのは2人。たまたまではあるが高校の同級生だった。

ひとりは脳天気な大学生・清高(野村周平)。底抜けのお人好しで楽天家で、と言えば聞こえは良いが、簡単に言うとアホ・キャラである。そして、それと対照的なのが、高校中退後にヤクザになった轟木(賀来賢人)。こっちは無表情で暗い。

そもそも轟木がこの田舎の教習所に送り込まれたのは、夜中に無免許で組の車を運転していて、チャリンコに乗っていた清高を轢いてしまったから。組長(光石研)が「この際ちゃんと習ってこい」と言って、自分の息の掛かったこの教習所に連れてきた。

ところで、轢かれた清高の死体は、とりあえず車のトランクに放り込んでおいたのだが、教習所に着いてみたら、なんと清高は気絶していただけで傷一つ負っていなかった。しかも、彼もまた運転を習おうと思っていたところだった。

豊島圭介監督の作品は何本か見ているが、作風的には結構振幅の大きい人だと思う。ただ、その根底にはバカバカしいコメディへの愛着が強い人なのではないかと思う。

今回はその線の話だと思って見始めたのだが、どうも様子が違う。笑えるところがそんなにないのは良いとして、笑えるところでもクスッとしか笑えない。単なるドタバタにする気じゃないんだ!

しかし、そう思って観ると、一体何を描きたいんだろ?と思えてきて、次第に飽きてしまった。そう、中盤ちょっとかったるい。でも、そこから辛抱して観ているとだんだん解ってきたのである。

──うん、これは彼のコメディ路線の作品ではなく、むしろ前々作『海のふた』の世界なのだ。コレコレだと言葉で言い表せない人間のありようを描いている気がする。

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Friday, July 29, 2016

テレビとは何か?

【7月29日特記】 僕が送った資料を読んだ会社の後輩から送られてきたメールにこんなことが書いてあった:

いろいろ考えさせられました。

(1) iPhoneで日経を読んだりするのですが、

この場合、「新聞」に入るのか「スマホ」に入るのか、iPhoneでradikoを使って「ラジオ」を聞いた場合、これは「ラジオ」なのか「スマホ」なのか、iPhoneで雑誌見放題のサービスで読む「雑誌」は「雑誌」なのか「スマホ」なのかiPhoneで見る「TVer」は、「テレビ」なのか「スマホ」なのかとか。

(2) 広告媒体としての価値を考えた場合、

それぞれの「デバイス」をどれだけ見るか・聞くかが重要と考えて、「デバイス単位」で接触状況を把握する方がいいのか、それとも「コンテンツ」単位でどれだけ見られたか、聞かれたかが重要と考えて、「コンテンツ単位」で接触状況を把握する方がいいのかとか。

ビデオリサーチが、PC視聴・タイムシフト視聴をカウントしているのは、「コンテンツ単位」の考え方で調査領域を広げているのだなとか。

(3) 「コンテンツ単位」で考えれば、

「スマホ」で新聞ソースの情報を見ているものについては、「新聞」に入れてあげればいいのにとか。

(4) 結局、

「デバイス」がどれだけ人の目に触れているかの『デバイス接触』と「デバイス」の中で、コンテンツがどれだけ人の目に触れているかの『コンテンツ接触』があって、メディア接触の調査では、どちらも見る必要があるなとか。

(5) デバイスとして、

肌身離さず持ち歩く「スマホ」の接触が増えているのは当然だと思います。「スマホ」の中での「テレビ」「ラジオ」のシェアを増やし、測定し、収入に結びつける、そのためにTVer等があるのだなとか。

「スマホ」の中の「テレビ」「ラジオ」
hulu AbemaTV radiko JoinTV… ほかにやり方ないかなとか。

(5) Apple は、iPhone iPad iTunes AppleTV でデバイスを横断していて、

「スマホ」「タブレット」「ラジオ」「テレビ」の区別は、Appleのような企業にとっては、あまり意味がないのかもしれないとか。

(6) テレビとは何なのか?とか

伝送路とデバイスとコンテンツがひとまとまりで不可分だった頃は、シンプルでよかった…

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Wednesday, July 27, 2016

マイキャビ終了

【7月27日特記】 nifty からちょっとショックなお知らせメールが来た。ま、nifty のヘビー・ユーザ以外には何も響かない話だろうけれど、「マイキャビ」のサービスをやめると言うのだ。

「マイキャビ」は nifty のクラウド・ストレージである。

僕はニフティサーブ時代からの niftyユーザで、初めて持ったメール・アドレスも、いまだに続いているホームページやこのブログも全部 nifty である。そして、比較的近年になって始まったこのクラウド・ストレージも当然の如く使っている。

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Sunday, July 24, 2016

CXL

【7月24日特記】 故あって詳しいことは書かないが、とある契約をキャンセルした。もっと正確に言うと、契約を結ぶ意思を示しておきながら、未然にキャンセルしてしまった。こっちの一方的な都合である。

契約違反ではないが、さすがにこんな間際になって悪いな、と思いながら朝一番に電話を入れた。

担当者は接客中で不在だったが、早く伝えたほうが良いだろうと思って、伝言を頼んだ。電話に出た人間は「11:30には終わりますので、彼女から電話をさせます」と言った。

ところが、電話がかかってこない。夜まで待ったがかかってこない。

間際のキャンセルを怒っているのかもしれない。あるいは、僕が開けた穴を埋めるのに忙しいのかもしれない、と思って夜まで待った。だが、何時になってもかかって来なかった。

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Friday, July 22, 2016

車中読書

【7月22日特記】 一昨日、引越してちょうど10日目から、電車の中での読書を再開した。

それまで読まなかったのは電車が混んでいるということもあった。もちろん路線や時間帯にもよるが、全般に東京のほうが大阪より電車は混んでいる。現に僕の通勤環境だけ切り取って比較すると、確かに混み具合はひどくなっている。

だが、僕らの業界は朝が遅いし、僕が乗っている路線は比較的混まないし、僕は最近もっぱら小さくて軽い kindle paperwhite で読んでいるので、決して「混んでいて読めない」という状況ではなかったのだ。

それが再び読むようになったのは、ひとことで言って余裕が出てきたということなのだろう。部屋の中もだいぶ片付いてきて、生活のリズムが安定してきた、ということか。

事実そうなって初めて、「どれ、本でも読んでみようか」という気になった。

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Wednesday, July 20, 2016

7/20サイト更新情報

【7月20日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログと並行して運用している私のHPの更新案内です)。

今回は久しぶりにレギュラーのことばのエッセイ1編だけになってしまいました。まあ、しょっちゅう書いている言葉の間違いについての文章です。

というわけで、今回の更新は下記の通り:

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Monday, July 18, 2016

映画『セトウツミ』

【7月18日特記】 映画『セトウツミ』を観てきた。大森立嗣監督。原作があるらしい。そして、映画はその原作漫画に忠実らしい。よくもこんな話を考えたもんだという驚きと、よくもこんなもんを映画にしようと思ったもんだという感心がある。

男2人で川辺の石段に座って大阪弁でくっちゃべっているだけの映画である。しかし、定員60人の小さな劇場であるとはいえ、映画館は開演の随分前から満席になっていた。大阪ならまだしも、ここは東京・渋谷の映画館である。

くっちゃべっているだけなので、75分で終わってしまうのだが、そこに第1話から6話までと、前日譚である第0話とエピローグがあしらってある。

いつもその場所で喋っているのはセト(菅田将暉)とウツミ(池松壮亮)。ともに高校生。だからタイトルが『セトウツミ』であるという投げやりさも良いではないか(笑)

第1話でウツミは頭が良くて大学進学を目指しているが、セトのほうは大学なんぞに行けそうもないというエピソードがあったので別の高校なのかとも思ったが、学生服のボタンは同じである。

幼馴染というわけではない。高校のクラスも同じではない。ウツミは塾に行くまでの1時間半を潰す必要があり、セトは先輩と揉めてサッカー部を辞めてからやることがなく、2人の「利害が一致」したからだらだら喋っているに過ぎない。

映画を見ながら思ったのだが、大阪弁ネイティブ以外の人が見てもこの映画は相当面白いのだろうか? 僕はこの脱力系会話劇の一番の面白さは大阪弁特有の絶妙の間によるボケとツッコミだと思った。

周りの観客はときどき笑う。でも、やっぱり大阪弁ネイティブからすると、若干反応が甘いような気がする。

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Sunday, July 17, 2016

映画『二重生活』

【7月17日特記】 映画『二重生活』を観てきた。監督はテレビマンユニオンで数多くのドキュメンタリを手がけてきた岸善幸。原作は小池真理子の小説だが、脚本も手がけた岸監督が大幅に手を入れたようだ。

この映画は、ソフィ・カルという人の『本当の話』という本からの引用で始まる。

僕はこの人はてっきり哲学者なのだろうと思ったのだが、実はフランスの女性アーティスト/パフォーマーで、本当に見も知らぬ男を突然理由もなく尾行するというパフォーマンスをやったのだそうだ。

ともあれ、始まり方としてはちょっと重い気がした。観念的、というか、理屈が勝っている感じ。そして、その感じはまさに映画の終わりまでずっと続いた。──この感じをどう捉えるかが映画の評価の分かれ目になるのではないかと思う。

大学院で哲学を学ぶ白石珠(門脇麦)は、修士論文を書くにあたって100人へのアンケート調査を考えていたが、担当教授の篠原(リリー・フランキー)から「アンケート調査は哲学的なアプローチではない。むしろ対象をひとりに絞って尾行してみてはどうか」と勧められる。

決心がつかないまま教授の部屋を辞した珠は、自分のマンションの向かいの豪邸に住む石坂(長谷川博己)をたまたま書店で見かけて興味を持ってしまい、そのまま彼を尾行する生活に入ってしまう。

この辺りの設定は大変面白いし、筋の運び方もかなり巧い。ただ、やっぱり「(まるで珠と同じように哲学を専攻している学生が)頭で考えました」という感じはどうしてもする。

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Thursday, July 14, 2016

キロロ

【7月14日特記】 引越して 5日目。引越しの挨拶状はまだ出していない。

ただ、Facebook で「友達」になってくれている人には概ね連絡がついているので、あとは “いつまでもどこまでもアナログな人たち”にだけ出せば良いかなと思っている。

とは言え Facebook に登録だけはしていても、あまり活動の跡が見えない人もいるわけで、そんな人にはちょこちょこメールやメッセージを送ってみたりもしている。

先日そんな人たちのうちのひとりの女性にメールで挨拶したら、「当然存じ上げておりますよ」との返事。それどころか、僕のブログを読むのは数少ない楽しみのひとつだとも書いてくれた。

これは正直意外だった。彼女がかつて僕のブログをよく読んでくれていたのは知っている。でも、僕の感覚としては、ずっと読んでくれる人というのはほとんどいないのである(それが直接の知り合いであれ、ネット上だけの繋がりであれ)。

別にそのことを嘆く気もない。随分熱心に読んでくれて、コメントを書き込んでくれたりしていた人からぱったりと便りがなくなるのはとても当たり前のことなのである。

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Wednesday, July 13, 2016

Sleep Cycle 7

【7月13日特記】 僕は iPhone を通常は左の胸ポケットに、胸ポケットがない場合と屈んで作業をする時はズボンの左ポケットに入れている。で、これは皆さん(Android の人も)経験があると思うのだが、時折ポケットの中でスマホが悪さをするのである。

例えば、履歴や「連絡先」から選んで勝手に誰かに電話をかける。あるいは facetime で呼び出す。あるいは勝手にアプリの配置を変える。あるいはアプリを削除してしまう。

僕の場合はこういうことが非常に頻繁に起こる。多分他の人より高い頻度で起こる。常にスリープにしてからポケットに仕舞えば良いのだが、そういう時間的余裕がない場合もある。そういう時に限って上記のような悪さをされるのである。

成し遂げるためには何段階かのフリックやタップが必要となる複雑な作業を iPhone が勝手にするのか?と驚く人もいるのかもしれないが、実際たくさんの仕事をするのである。

もっとも、正確に言うと、iPhone がするのではなく、僕の左乳首や左太腿が仕事をするのである。布2枚くらいは簡単に通してしまうのである。

僕の体は冬場になるとやたらと静電気を発生させるのだが、そのことと共通の原因があるんだろうかと考えたりもするのだが、真相は分からない。

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Tuesday, July 12, 2016

なにはともあれ繋がった。

【7月11日特記】 転居2日目にして漸くインターネットが繋がった。なんとか初日から使いたいと思って四苦八苦してた反面、でも結局初日は繋がらないのだろうという諦めもあった。

2日目で繋がったというのは案外寿ぐべき事態なのかもしれない(笑)

さて、7/3付の「インターネット開通」という記事で当初の段取りについて書いたが、そこから何をどう間違って初日に繋がらなかったのかというと、何も間違ったわけではなく、非常に殺生な話なのである。

新居に着いてみると郵便局からのハガキが床に落ちているのを不動産屋が見つけて僕に渡してくれた。

そこには郵便物を配達に来たが、あなたがここに住んでいるという確認が取れなかったので持ち帰ったとある。

そりゃそうだ。僕が転居してきたのが 7/10、郵便が配達されたのが 7/5 である。

でも、なんかいやーな感じ。これは多分プロバイダからの郵便だろうと思って電話してみたら、確認が取れたので明日配達するが、誰からの郵便物かは教えられないという。

で、届いてみると、これがやっぱりプロバイダからの開通通知で、そこには僕に充てがわれた SSID と暗号化キーが書かれていたのである。仮に僕がどんな達人であっても SSID と暗号化キーがなければ接続できる道理もない。

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Friday, July 08, 2016

本を売る #9

【7月8日特記】 引越しの荷造りで忙しい中、ブックオフからメールが来た。引越しを前に整理して何冊か売った本の料金査定通知メールである。今回が9回目。冊数が少なかったこともあるが、合計金額は今回が史上最低だった。

今回も過去実績をすべてなぞるのでわざわざ読みに行ってもらう必要はないが、一応前回売った時の記事はここにある。

それぞれの成果は下記のとおりである(6回目だけ売り先は Amazon だった)。

  1. 【2003年12月】:3,770円/58冊(1冊平均65.0円
  2. 【2006年8月】:2,765円/98冊(1冊平均28.2円、うちコミック1点=5円)+「資源リサイクル」10円/10冊
  3. 【2008年11月】:5,775円/61冊(1冊平均94.7円、うちコミック2点=35円)+「資源リサイクル」14円/14冊
  4. 【2010年11月】:3,491円/53冊(1冊平均65.9円)+「資源リサイクル」6円/6冊
  5. 【2014年8月】:1,385円/39冊(1冊平均35.5円)+「資源リサイクル」6円/6冊+「キャンペーン特別加算」417円
  6. 【2015年6月】:630円/5冊(1冊平均126.0円)+「キャンペーン・ポイント」500Amazonポイント(500円相当)
  7. 【2015年7月】:1,670円/33冊(1冊平均50.6円)+「資源リサイクル」17円/17冊
  8. 【2016年5月】:1,215円/25冊(1冊平均48.6円)+「買取基準に満たない品質の商品」4円/4冊+「その他の買取」45円/9冊(うちコミック2点)+「キャンペーンボーナス」376円
  9. 【2016年7月】:408円/18冊(1冊平均22.7円)+「買取基準に満たない品質の商品」8円/8冊+「その他の買取」5円/1冊+「キャンペーンボーナス」122円

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Tuesday, July 05, 2016

犬と猫

【7月5日特記】 最近は Facebook や twitter に愛犬や愛猫の写真を上げている人が多いのでついつい見てしまう。僕は犬も猫も好きである。

―などと書くと、「世の中は犬派と猫派に二分されるものだ。態度をはっきりしろ」と犬派と猫派の両方から怒られるかもしれないが、まあどっちも飼ったことがあってどっちも好きという人もいるのではないかな(「飼う」などと書くとまた反感を買うかもしれないが)。

で、そんな犬や猫の写真を見るとはなしにぼうっと眺めていると、彼らが結構表情豊かなのに驚かされる。ま、愛犬家・愛猫家の人たちからすれば何を今さらという感じなのかもしれないが。

で、犬と猫を比べると、こんなことを書くと猫好きの人に怒られるかもしれないが、僕は犬のほうが表情豊かに思える。

猫好きの人に怒られるのは嫌だからちょっと補足すると、それは猫が生来ポーカーフェイス的な振舞いをするのに対して、犬は飼い主に対して表情全開で接してくるからということもあると思う。

犬好きの人が撮った犬の写真は本当にバラエティ豊かな表情をしている。

嬉しい顔、悲しい顔といった単純なものばかりでなく、ぬか喜びして浮かれた顔、飼い主に叱られてしゅんとした顔、飼い主の仕打ちを恨めしく思っている顔、今回は仕方なく我慢することにしたけどやっぱり残念そうな顔...。

人間にも劣らない多様な表情である。

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Monday, July 04, 2016

7/4サイト更新情報

【7月4日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回はレギュラー・コーナーの言葉のエッセイの更新と、読書コラムへの加筆があります。

言葉のエッセイのほうは、今回は少しトリッキーな内容で、ロジックの罠について書いています。読書コラムのほうは、クレイグ・ライスの小説を新たに読んだので、例によってその書評へのリンクを書き加えたものです。

ということで、今回の更新は下記の通り:

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Sunday, July 03, 2016

インターネット開通

【7月3日特記】 引越しを間近に控えて忙しい。不動産屋や引越し業者は当然のこと、役所や電気・ガス・水道など手配・連絡しなければならないことは山ほどある。

できれば入居の当日にそれらすべてを終わらせたいと思うのだが、とりわけ僕が入居の日に完遂したいと思うのはインターネットの開通である。

ところが、実は今は所謂インターネット・マンションで、マンションにプロバイダが入り込んでいて、入居者は契約してイーサネットの口にぷちゅっと端子を突っ込んで設定さえすればすぐに繋がるという環境に長らくいる。

そのせいで、何もないところで一から構築するにはどういう手順が必要なのかよく分かっていないのである。いろいろ調べてもなんだか面倒くさそうだということしか分からない。

ともかく NTT とプロバイダの2社に電話するのも面倒なので、プロバイダが所謂 MVNO みたいな形で回線まで用意しているプランを選ぶことにして電話をした。

僕は10日に入居するので10日に繋がるようにしてほしい。ところが電話に出た女性は、10日に入るのであれば10日に工事をして、開通するのは12日だという。

そもそも10日に誰かが来て線を繋いだり設定したりするのでもないのに、それを「工事」と呼ぶことからしておかしいが、なんであれ、どうしてすぐに繋がらないのかが分からない。

なんだかよく分からないが、10日に僕が何かを受け取って、それに基いて設定をして、開通するのが12日だと言う。

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Friday, July 01, 2016

映画『葛城事件』

【7月1日特記】 映画『葛城事件』を観てきた。岸田國士戯曲賞受賞者の赤堀雅秋監督。前作の『その夜の侍』が素晴らしくて、ひょっとしたらキネ旬ベストテンに入るのではないかと思ったのだが、結果は第16位だった。

今回も似たようなトーンの作品である。全編を通じて浮かぶ表現は「殺伐」である。そして、「すさんだ心」である。

登場人物は全員おかしくなっている。全員が自分のすさんだ心をコントロールできないでいる。よくもまあそんな行動を取るなあと見ていて呆れるのだが、でも、絶対にこういう人はいる。

人間のアンバランスさをあまりに的確に見抜いて、圧倒的なリアリティがあるのである。

主人公は金物店を営む葛城清(三浦友和)。痛ましいほどに古い時代、旧い社会の「男性性」を体現する男である。家族に対する愛も責任感も人一倍ある。しかし、その気負いが空回りして、結果的には家族を追い込んでしまう。

特に出来の良い長男と比べて、小さい頃から根気がなく何事も長続きしない次男に対しては苛立ちを覚えているのだが、その実どのように接したら良いのか全然分からないのである。

三浦友和がそういう不安と裏返しの高圧的な態度を見事に演じている。終盤に掛かるほど狂気を帯びてくる。これは三浦友和の代表作になるだろう。

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