音楽の効用
【6月20日特記】 何を思ったか、妻が急に古い CD をかけた。彼女が「嫁入り道具」に持って来たアール・クルー(笑)
当時は大ざっぱにジャズ/フージョン系のギタリストに分類していたが、今聴くとクラシックの素養もある人だと判る。
でも、もっとよく聴いてみると、単音で弾いているパートが結構多いし、ハーモニーがついていても、オクターブ奏法だったり、あるいは、3度や6度のずっと同じ間隔の積み重ねで平行移動していて、有り体に言うと単調で、割合つまらない(笑)
でも、聴いていると割合なごむ。「ああ、この曲ヒットしたなあ」「この曲はやたらと天気予報の BGM に使われたなあ」などと懐かしい。癒されるというのではないが、ほぐれる感じはある。それが音楽というものの効用なのだろう。
僕は音楽にやすらぎではなく刺激を求めるタイプである。でも、そんな僕でも、こんな音楽でも、やっぱりなごんだり、ほぐれたりする。だから、音楽は生活の中で必要とされるのだろう。
もっとも、CD をかけた張本人である妻も、途中で飽きて FMラジオに切り替えていたが(笑)
« 6/19サイト更新情報 | Main | 東京新生活 »
Comments