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Thursday, May 19, 2016

『後妻業の女』マスコミ試写会

【5月19日特記】 映画『後妻業の女』のマスコミ試写会に行ってきた。在阪民放5社が共同出資で作った映画。

ゴサイギョウと聞いて何だろうと思った。最初に浮かんだ文字は「ご祭行」で、祭式と苦行を描いた映画かと思ったのだが、聞いてみたら「後妻業」だった。原作は直木賞作家の黒川博行の小説だそうな。

後妻を生業としているだけならば目くじらを立てるほどではない。問題なのは高齢の金満家の後妻になった後、亭主を死に至らしめて莫大な遺産を独占することを生業にしていることである。

その後妻業の女が武内小夜子(大竹しのぶ)、その裏で一切の段取りをしながら儲けを折半しているのが結婚相談所社長の柏木亨(豊川悦司)。

犠牲になった男はたくさんいるが、一番最後に餌食になったのが元大学教授の耕造(津川雅彦)。残された2人の娘が尚子(長谷川京子)と朋美(尾野真千子)。

全財産を小夜子に譲るという公正証書遺言を見せられて、世間知らずの尚子はおろおろするばかりだが、気の強い朋美は納得が行かず、知り合いの弁護士(松尾諭)を通じて探偵・本多(永瀬正敏)を雇い、小夜子と柏木の化けの皮をひっぺがしにかかる。

そう、良くも悪くも鶴橋監督の趣味と個性が前面に出ている。画面の色合い、カットの細かさ、話の運び、「濡れ場」の描写―どれをとっても鶴橋ワールドである。

大竹と直接絡むところを豊川、永瀬、津川、尾野ら巧い役者で固め、その外側にも余貴美子、水川あさみ、ミムラ、柄本明、笑福亭鶴瓶ら個性的なところを並べている。

個人的には大竹しのぶにもう少し抑えた、内にこもる演技をさせるシーンもあって良かったのではないかと思うが、まあ、度肝を抜く展開で、人間の強さも弱さも余すところなく描く作品になっている。

8月27日公開予定。

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