ホテルからの返事
【4月21日特記】 他の宿泊サイトにも似たようなシステムがあると思うが、一休でホテルを取って宿泊すると、事後に「クチコミ」を書くことができる。最初に「クチコミ」を書くと登録しておくと、一休から書いてくれというメールが飛んでくる。それを受けて書くのである。
僕は割合書くケースが多いのだが、その「クチコミ」に対して、当のホテルから返事が来ることもある。先日泊まったホテルがまさにそういうケースだった。
僕はよほど腹が立ったのででもなければ、大体は良い所を探して褒めてあげることにしている。ただ、むやみに褒めるのではなく、「こういうところは少し不満が残ったが、こういうところやこういうところはとても良かった」みたいな文章にすることが多い。
それは良かったところと悪かったところの両方を指摘してこそフェアな批評だという思いがあるからでもあり、また人に賛辞を伝える場合ベタ褒めは却って嘘っぽくて、「確かに少し欠点はあったがたくさん長所があった」という構文のほうが説得力が増すからでもある。
なんであれ、全体的に褒めた印象が残るように気は付けている。具体的には欠点より長所を多く指摘すること、そして、欠点の指摘から始めておいて、後半で長所を褒めて締める形にするということである。
今回で言えば、「部屋で PC を引っ張りだして仕事をする分には少し窮屈だったが、ベッドは広くてよく眠れたし、喫煙室しか予約できていなかったのに当日禁煙室に変えてほしいとの希望に応じてくれるなど、従業員の対応も素晴らしかった」みたいな感じだ。
ところが世の中には少しでも否定的な表現をされるとひとこと言い返さないと気が済まない人がいるもので、どうやら今回のホテルの担当者がそういう御仁であったようだ。
担当者は次のように言い訳した、いや、反論したという表現を使っても良いのではないかな?
今回お泊りになったのはファミリー向けのツインの部屋なのでデスクは小さい目になっております。ビジネス用のシングルやダブルの部屋であればデスクも広いのでそちらをご利用ください。
ふむ。どうなんですかね、こういうの。
ま、一応慇懃ではある。けれど、こんな風に書かれると、こちらとしてはまるで「ファミリー向けの部屋を予約したお前が悪い」と言われているみたいではないか?
そう言われると僕も「別にファミリー向けの部屋に泊まりたいと言った覚えはないぞ。そもそもこの部屋がファミリー向けでデスクが小さいという説明もなかったし」と反論したくなる。
「ビジネス向けのデスクの広いお部屋も用意しておりますので、またご利用ください」くらいの、さらりとした表現が良いのではないかと僕は思うのだが…。そこに「ご指摘ありがとうございました」ぐらいの軽い謝意が添えられていれば多分満点である。
この従業員は恐らく自分の気が晴れることを最優先にしている。仕事ってそういうものではないだろう。それでは客の気は晴れないのではないかな。
いや、別にその程度のことで腹を立てているわけではなくて、こういう人ってどこにでもいるよね、という話である。
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