驚きの食体験(2)
【3月3日特記】 昨日の記事に名古屋のMさんがコメントをつけてくれたことで思い出したことがあるので、続編を書きます。
Mさんの驚きの食体験は「てっさ」だとか。そうですよね。学生は河豚(フグ)なんか食べませんものね(ただし、コメント欄に書いたように、僕の場合はてっさでもてっちりでもなく、河豚の唐揚げでしたけどねw)。
で、河豚の刺し身をてっさと呼ぶのは、(毒に)当たることから河豚のことを鉄砲と呼ぶようになり、「てっぽう」の「さしみ」から「てっさ」となったとのこと。
それで思い出したのは、僕が30代前半の頃に入社してきた新人S君のこと。彼も学生時代に河豚なんか食べたことがなかったようです。ある日の宴会が河豚のコースだったのですが、最初に出てきたてっさにS君まったく箸を伸ばしません。
僕「何してんねん。食べへんの?」
S「先輩から先に食ってください」
僕「いや、俺こっちの皿から食ってるし」
S「こっちの皿のも食ってください」
僕「(変な奴っちゃなあ...)」
てな感じで、僕は右の皿と左の皿から交互にてっさを食べていたのですが、しばらくして漸くS君もてっさに箸をつけはじめました。
その頃になってやっと分かったのですが、なんとS君、毒に中って死なないか、先に僕に毒見させて、様子を見極めていたようなのです。「てっさ」だけに「とっさ」に思いついた生き延びるか術か?(笑)
まあ、これも僕にとってはある種の「驚きの食体験」ではありますが(笑)
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