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Wednesday, March 09, 2016

Play Log File on my Walkman #112

【3月9日特記】 概ね月1回のペースで紹介している、僕の Network Walkman のプレイログ。今回も10曲:

  1. 今日と明日をむすぶかけ橋(斉藤哲夫)
  2. サラダの国から来た娘(イルカ)
  3. お元気ですか(清水由貴子)
  4. NO TITLIST(宮沢りえ)
  5. 愛があるなら年の差なんて(にしきのあきら)
  6. 大人は判ってくれない(MOONRIDERS)
  7. ジェラシー(井上陽水)
  8. ゲゲゲの鬼太郎(熊倉一雄)
  9. TOKYO TOWER(JiLL-Decoy Association)
  10. 恋するような友情を(シブがき隊)

1)斉藤哲夫と言ってもせいぜい『いまのキミはピカピカに光って』ぐらいしか知らない人がほとんどだろうが、詞の面では「フォーク界の哲学者」と言われ、音作りにおいてはビートルズの影響を受けた華麗な節回しが特徴の、伝説のソングライターである。

僕は多感な青春時代にこの人の歌をたくさん聴いて多大な影響を受けた一人だ。この狂おしい詞と粋なメロディに耳を傾けてみてほしい。1973年のアルバム『バイバイグッドバイサラバイ』所収。

2)今になると「なんでこんな曲入れたかな?」という気もするのだが、まあ、悪い曲ではない。詞曲ともイルカ。1978年のシングル。ずっと勘違いしていたのだが、デビューに近い頃の作品ではなく、『なごり雪』や『雨の物語』より後だったのね。いずれにしても、あの時代らしいフォーク。

3)清水由貴子は後年欽ちゃんの番組でコントやってた印象のほうが強いが、実は『スター誕生』出身。このデビュー曲(1977年)はそこそこ売れた。

阿久悠・三木たかしコンビの作品なのだが、なんとも言えないくらい三木たかしらしい、あざといけど鮮やかな曲。爽やかな長調で始まって、サビで平行調の単調に転調し、ライン・クリシェをあしらいながら、最後の小節でいきなり同名調の長調に転調! これは見事だと思う。

4)宮沢りえが歌を歌ってたことなんて、もうみんな忘れてるでしょ? これは1990年のセカンド・シングルで、デビュー曲に続いて小室哲哉が楽曲提供とプロデュースをして大ヒットした。如何にも全盛期の小室作品という感じの曲で、リズムもメロディも素晴らしい。

5)今このタイトルを読むと錦野旦が若い女性と不倫する歌かと思うが、そうではなくて、これはスターにしきののデビュー2曲目で、年上の女性との恋愛を歌ったものである。1970年のヒット。

デビュー曲の『もう恋なのか』に続いて浜口庫之助なのだが、この曲はもうひとり海老沼裕という人が作曲にクレジットされている。詞のほうは、良いなあと思ったら、有馬三恵子だった。歌謡曲の作詞家の中では僕は一二を争うくらい好きな人。

6)は MOONRIDERS の1980年のアルバム『カメラ=万年筆 CAMERA EGAL STYLO』のB面の最後から2曲目。作詞は鈴木慶一、作編曲はムーンライダーズ。タイトルは言うまでもなくトリュフォーの映画から取っている。このアルバムの曲には全てヨーロッパの映画の題名がつけられている。

イントロから全編を通じての曲の構成とアレンジの多彩さ、そして反骨心と哀切感の漂う詞──どれを取ってもものすごく完成度が高いと思う。僕の大好きなアルバム。

7)は井上陽水らしい、伸びやかでありながら悩ましげなバラード。こういう雰囲気って陽水しか出せないと思う。1981年のヒット。

8)はたかがアニメの主題歌と舐めてはいけない。僕は昭和歌謡史に残る名曲だと思う。この半音の使い方、和楽器のあしらい方、ちょっと真似ができない。それもそのはず、昭和の大家いずみたくの作曲である(作詞は水木しげる)。

歌っているのは当時既にベテランの域に達していた声優の熊倉一雄だが、耳を欹てて聴いていると、一瞬ちょっと外し気味に入って来て、次第に音程が合ってくるところが心地良かったりもする。

9)いろんな曲をどんどん Walkman に取り入れて聴いているとよくあることだが、ああ、こんな曲あったなあ、こんなグループいたなあ、と丸っきり忘れている曲がある。でも、それは悪い曲ではない。

JiLL-Decoy Association、通称ジルデコ。女1男2のスリーピース・バンド。ジャズやファンクの香りのするポップなバンド。アンサンブルもギター・ソロも粋で、とても洗練されている。この曲は2013年にレコード大賞アルバム賞にノミネートされた『ジルデコ5』に入っていた曲。

10)は1988年のシブがき隊の最後のシングル──だとずっと思っていたのだが、調べてみたら最後から2番目だった。いずれにしても解散を発表してからのシングルで、それを踏まえた良いタイトルだと思う。

詞は阿久悠、曲は中森明菜の『SAND BEIGE』などの都志見隆。詞と言い曲と言い、メロディもハーモニーも、うっとりするほどの名作だと思う。

今回はそんなとこ。

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