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Thursday, February 18, 2016

「キネマ旬報」2月下旬号(1)

【2月18日特記】 少し遅くなったが、今年も『キネマ旬報』2月下旬決算特別号のランキングと、僕が 12/23 に書いた「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」との突き合わせをしてみよう。

キネ旬10位以内については 1/7 の記事に書いたので、今回は第12位(第10位が同点で2作品あったので)以降の検証になる。

キネ旬ベストテンには、僕が「20位以内に入ってほしい」と選んだ10作品のうち半数の 4本が入った。残り 6本のうち『バクマン。』は、前の記事にも書いた通り、次点の第12位タイである。

まずは残る 5本がそれぞれどの辺にランクインしたかを調べよう。

『味園ユニバース』は第24位、『私たちのハァハァ』は第28位、『くちびるに歌を』『ピース オブ ケイク』はともに第40位であった。

『ストロボ・エッジ』は選外、つまり 59人の審査員が誰ひとりとして 1点たりとも入れず、123本が記載された集計結果には現れなかったのである。これは僕としては大いに納得が行かない。

ということで、結果をまとめると、昨年の「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」のうちのちょうど半数が僕の希望を叶えてくれたわけだ。前年と同数である。

『私たちのハァハァ』は(僕の希望は別として)ほぼ予想通りのランクで、高い評価を得て良かったなあと思う。『味園ユニバース』『くちびるに歌を』も大体予想した範囲内である。

『ピース オブ ケイク』『ストロボ・エッジ』は不当に評価が低いと思う。非常に残念である。

ちなみに、廣木隆一監督の『ストロボ・エッジ』以外の 2本は、『さよなら歌舞伎町』が第16位とほぼ予想通り、『娚の一生』は第46位と思ったより低かった。

さて、あとは例年通り、僕が観てブログに書いた作品が何位に入っているかをざっと見て行くことにする。

第14位『FOUJITA』──うむ、評価高いな。小栗康平という監督がキネ旬好みの監督であることは間違いないが、ここまで上位に入るとは思わなかった。

第16位『さよなら歌舞伎町』は上で書いた通りで、まあ、あの 3本ならこれを選ぶのが順当だろうし、この映画がこのくらいに評価されるのも順当だろう。

第18位『百日紅』も、僕はすごく好きな作品だが、予想を超える高評価。これがアニメ作品の最高位であるところは、なんかとても「キネ旬」的(笑)

第22位タイで『深夜食堂』『バケモノの子』。前者については、僕はテレビの 3シリーズ合計30回を全部観ているので、もうなんかこの映画単独で評価することができない状態である。後者についてはまあ予想通りの順位。

第24位『味園ユニバース』もめちゃくちゃ面白い映画だった。もっと上位でも不思議はない。

第25位タイに『ビリギャル』。おっと、これは意外。有村架純が可愛かったのは間違いないが、それを上回る何かがあったのも確か。でも、こんなに上位に来るとは。

第28位タイ『龍三と七人の子分たち』。これもびっくり。いや、僕も北野武監督のファンだから良いんだけど、要するに審査員にも北野映画のファンが多いということに他ならない(笑)

同じく第28位タイに、前述の通り『私たちのハァハァ』。こういう映画を審査員たちが見逃していないのがキネ旬の素晴らしいところである。この高評価には選ばれたほうにも、選んだほうにも喝采を送りたい。

その後はずっと観ていない映画が続き、第40位タイには前述の『くちびるに歌を』『ピース オブ ケイク』の他に『ジヌよさらば』まで入っていて、「おいおい」と思う(笑)

そして、第46位タイに『娚の一生』は上に書いた通り。第48位タイに『幕が上がる』──まあ、こんなもんかな。

第53位に『ラブ&ピース』と、ここで初めて園子温監督作品が登場。おお、こっちのほうが『新宿スワン』(第86位)より上に来たか、と少しびっくり。ちなみに『みんな!エスパーだよ!』は第79位だ(ちゃんと入っているのがすごい)。

第64位タイに『悼む人』『繕い裁つ人』。ふーん、ま、こんなもんなのかな。

そして、第72位タイに『マエストロ!』。今日、金子修介監督が「『恋人たち』が第1位なのはまあ分かるが、『マエストロ!』にほとんど票が入っていないのは何故だ?」みたいなことを twitter で呟いていたが、僕も全く同感。20位以内に入っていても不思議はないと思う。

さらに、第79位タイには前述の『みんな!エスパーだよ!』『グラスホッパー』『進撃の巨人 ATTACK OF TITAN/エンド オブ ザ ワールド』(実写版の前後編合わせ技)。この中では『グラスホッパー』が思ったより低く、他の 2作(3編)が予想外に高い(笑)

で、第86位タイに『新宿スワン』。第92位タイに『寄生獣 完結編』──こっちはまあこんなとこかな。『図書館戦争 THE LAST MISSION』も同じく第92位タイ。この辺になるとほとんどひとりの審査員が票を投じているだけで、ちょっと気の毒な気もする。が、まあ、順位的にはこんなもんだろう。

そして、ずいぶん飛んで、最下位の第107位タイに『ロマンス』。これももっと高く評価してあげても良いのにな、という感じ。

ということで、今回は 5勝 5敗で、まあ例年並みか。『私たちのハァハァ』には拍手、『ストロボ・エッジ』はあんまりだ!というのが総括かな(笑)

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