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Thursday, January 07, 2016

キネマ旬報ベストテン

【1月7日特記】 2015年度キネマ旬報ベストテンが発表されましたので、恒例によりまして、僕が年末に書いた「キネマ旬報ベストテン20位以内に入ってほしい邦画10本」と比較検証してみましょう。例年通り、現時点では中間報告になります。

まずは今日発表になったキネ旬の順位をおさらいしておきます。

  1. 恋人たち
  2. 野火
  3. ハッピーアワー
  4. 海街diary
  5. 岸辺の旅
  6. GONIN サーガ
  7. この国の空
  8. ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判
  9. 母と暮せば
  10. (同点2作品)きみはいい子/ローリング

1)4)5)7)は僕が選んだリストと一致しています。大方の予想通り、1位は『恋人たち』でしたね。僕はこれが対抗馬で本命は『海街diary』だと書いたのですが、後者のほうは意外に評価が低く、4位でした。

2)は、僕も当初候補として検討したのですが、戦争映画2本のうちから7)を選んでこちらは落としました。両方選んでも良かったのですが、僕があくまで現代劇が好きだという嗜好性によるものです。

そういうわけですから、2)が選ばれていることについては何の不思議もありません。あと、10位タイの『きみはいい子』も、同じく最初は僕も候補に考えていた作品であり、こちらも違和感がありません。

自分で選んでいないのに、キネ旬ベストテンに入っていても「不思議がない」「違和感がない」などと書いていることを変に思う人がいるかもしれません。

でも、僕が選んだのは「キネマ旬報ベストテン20位以内に入ってほしい邦画10本」であって、「入るだろう10本」でないということころが、この辺に出ています。

さて、残りの5本のうち、3)は見たかったのに見逃した作品です。

良い評判をたくさん見聞きしましたし、予告編にも惹かれるものがあったのですが、こういう上映の仕方がマイナーだった作品はどうしても見落とす可能性が高いです。とんでもなく長い映画であることも、腰が引けた理由ですが。まあ、仕方がないです。別の形で観ることにしましょう。

意表を突かれた感があるのが8)の『ソロモンの偽証』でした。良い映画でしたが、そうかベストテンに入るほど高く評価されたか、という感じと、前篇後篇合せて1作品扱いなんてアリなのか、という思いです。

それからノーマークだったのが5)の『GONIN サーガ』と10)の『ローリング』。

前者は割合好きな石井隆監督ですが、前作から随分と長いインターバルを挟んでの第3弾と聞いて、前作を観てないと楽しめないのではないかと思い、観に行くのをやめました。

後者は紹介記事を読んだ記憶さえありません。冨永昌敬監督なんだったら、ちょっと観たかったなあと思います。残念です。

残る9)は、僕が観たいと思わないタイプの映画です。全く観る気もなくやり過ごしましたし、賞を獲ろうが獲るまいが興味ありませんし、今後テレビでやってもまず観ません。そういうわけで「入ってほしい」リストには絶対入ってこない作品です。こういうのは毎年何作品かあります。

さて、僕が選んだ「20位以内に入ってほしい10本」のうち4本がベストテンに入りました。そして、上の一覧には載せていませんが、次点(10位が2作品なので12位ということになります)に『バクマン。』が入っています。

つまり、僕が選んだ10本のうち半数が既にランクインしたことになります。

残りの5本がどのくらいの順位にいるのか、「キネマ旬報」2月下旬総決算号での発表が楽しみです。

正直なところ、『くちびるに歌を』『ストロボエッジ』『私たちのハァハァ』はたぶん無理だろうなあと思っています。『味園ユニバース』と『ピース オブ ケイク』がどれくらい評価されているかが気になります。

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