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Tuesday, December 15, 2015

パソコンが苦手

【12月15日特記】 仕事でパソコンを使っていると、時々思うことがある。

世の中にこれだけパソコンが普及しても、いまだにパソコンが苦手だ、コンピュータのことはよく分からないと思っている人はいるものである。

僕の場合は幸いにしてコンピュータが根っから好きなので苦手意識はない。

しかし、苦手だという人は好きとか嫌いとか言う前に、もう最初から馴染めない(それは端的に言って嫌いだということかもしれないが)らしく、瞬時にして「分からない」と言うのである。

で、それでもパソコンでやらなければならない仕事があるとなると、そういう人は即座に、解っていそうな人に訊くのである。

それはそれで良いのだが、彼らはコンピュータ周りの専門職はコンピュータ関係全般に詳しいと思い込んでいるフシがある。そこが大きな問題なのである。

そういう勘違いをしているから、MS Excel や Adobe Acrobat Reader や iTunes の使い方や設定について、プログラマや Webデザイナやネットワークの専門家などに訊くのである(幸か不幸か、ウチの会社にはそういう人は少なからずいる)。

しかし、残念ながら、その手の人たちは意外に個々のアプリケーションの機能や使い方には明るくないのである。

そもそも使い勝手の悪い市販のアプリを使うより、自分たちでプログラムを書いちゃったりする人たちである。他人の作った出来の悪いアプリに習熟している可能性は低く、実は単にコンピュータを触るのが好きな僕なんかのほうが詳しかったりするのである。

彼らにアプリケーションの使い方について質問するのは、喩えて言えば、自動車の設計者に車の運転方法を訊くようなものである。

もちろん車が好きだから車のエンジニアになったのであり、だったら運転の面でも熟練を積んでいる、という可能性もないではないが、それはたまたまである。そういう人もいれば、そうでない人もいる。

最近は運転免許を持っていない整備工さえいると聞く。要するに、設計と運用は別物なのである。

そのことを理解せずに、「ねえねえ、この2つの表を合体するにはどうするの?」みたいなことを、プログラムを書いたりホームページやネットワークの構築をしたりしている人に訊くのである。

なるほど、パソコンが苦手だというのはそういうことを言うのだな、と僕は傍で見ていて妙に感心してしまうのである。

で、訊かれた技術者たちはこれまた往々にして親切なので、誠心誠意教えようとしてくれる。でも、実はそれほど解っていないので、自分でも試行錯誤しながらである。で、結局のところ、うまく教えられないことも少なくない。

そうすると、その的外れな相手に的外れな質問をした御仁は、「ああ、彼にも分からないような難しいことなんだ。私にはとうてい無理だ」と投げ出すのである。

なるほど、パソコンが苦手だというのはそういうことを言うのだな、と僕は再び感心するのである(笑)

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