投句
【9月2日特記】 今日、会社の開局記念を祝う、内輪のパーティがあった。開局記念日は 9/1 なのだが、昨年から翌日の夜に開かれるようになった。
で、これも昨年から、そのパーティでいろいろな余興が行われるようになった。今年はダーツ大会と俳句募集だった。
ダーツ大会にも一応出場したが、予想通り昼間の予選で敗退した。俳句のほうは、まるで心得などないのだが、何日か前から一生懸命考えて応募した。テーマは「夏の想い出」、審査員はテレビでお馴染みの夏井いつき先生である。
応募数が少なければそこそこ上位に食い込めるかもと甘い期待も抱いたが、400句以上の応募があり、さすがに何かを表現したくて入社した人が多い会社だけに、初めてでも巧い人が多く、僕の投句は敢えなく選に漏れた。
選ばれた七句はその場にいた役員・社員と派遣・請負などの常勤労働者の投票で優勝を決めたのだが、その前に、何という名称であったか忘れたが、言わば「佳作」的な扱いで夏井先生から紹介された句があり、嬉しいことに僕の一句がそこに入っていた。たくさん紹介されたので、合計何句あったのかは定かでないのだが…。
実は僕は六句も応募した。投句用紙が A4 の用紙に印刷すると三句分だったので、最初は三句詠もうとして、結果的にもっとたくさん書けたので六句になったという寸法である。
面白いなあと思ったのは、佳作に選ばれた句は一番自信のなかった句であったことである。切りが良いから五句にしておこうかと思って捨てようとしていたのであるが、A4 2枚に収まるのでやっぱり書いておいた六句目である。
夏井先生は「一生懸命考えた人が失敗して、もう少し力の抜けた人が良い句を読んだ」と講評しておられたが、それはそのまま僕のことではなかったかと思う。
その句は僕が詠んだ六句のうち一番技巧的でない句だった。僕は技巧的な表現が好きである。そして、技巧に走って失敗したということなのだろう。
一応、選んでもらった句だけ、恥ずかしながらここに書いておこうと思う。
楊梅(やまもも)の紅き実の成る日陰かな
落ち着いた良い句であると言ってもらえた。
Comments
こんにちは。お久しぶりです。
俳句となれば、松山出身の私の出番が来たのでしょうか。
松山は、今は知りませんが、昔は小学校で俳句を盛んにやってました。私は、選に入ったことは一度もありません。自分では素晴らしいと思っても、ダメなものはダメなようです。未だに俳句の理解が出来ません。
Posted by: 名古屋のM | Friday, September 04, 2015 12:31
> 名古屋のMさん
その松山在住で、「俳句甲子園」の主催者のひとりでもある夏井いつき先生にきていただきました。『プレバト』での添削同様の見事な仕切りぶりに、数多くのテレビマンが心底感心していました。M さんも夏井先生の本を読むと、きっと良い句が詠めると思いますよw
Posted by: yama_eigh | Friday, September 04, 2015 13:41