酒飲み話の水飲み話
【8月3日特記】 連日猛暑が続いていることもあってか、最近みんなで飯食ってるとよく「昔は運動(スポーツ)中に絶対水飲ませてもらえなかったよな」という話になる。「途中で水飲んだらバテるぞ」なんて言われて。
だから、体育の授業であれクラブ活動であれ、あるいは単なる草野球であれ、終わるとすぐに僕らは運動場の片隅の水道のところに走って行って、錆びかけた蛇口に口をつけるようにして、金属の味のする水をとめどなく飲んだものだ。
今では脱水症状になるのを防ぐために、運動の最中にこまめに水分を補給するのは常識である。
「当時はあんなことをして、よく熱中症にならなかったものだ」という話になるのだが、当時は「熱中症」という言葉さえなかったのだから、当然と言えば当然である。
そういうわけで、僕らの子供時代には気象庁から何の発表も警報も出なかったし、「危険(★★★★)運動は原則中止」なんて文言を目にすることもなかったのである。
今は逆に、「熱中症情報」なるものが発表された場合、指導者たちはどういう対応をして、子どもたちにどういう指示を出すのだろう?と気になる。
例えば「夏の高校野球の最中に★4つの熱中症情報が出たら一体どうするのだろう?」という話になったのだが、その場の誰もどういうルールになっているのか知らなかった。
さて、話は元に戻って、「どうして当時の青少年は炎天下に水も飲まずに運動しても倒れなかったのか?」という問題の答えは、大体以下の2つに落ち着く。
- 日本の夏は今の時代ほど暑くはなかったから
- 国民に根性があったから
ま、大体が酒席での話なので、真に受けないでほしいが(笑)
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Comments
でも日射病があった。
Posted by: hikomal | Wednesday, August 05, 2015 at 03:55
> hikomal さん
そうですね、確かに。
子供のとき、出かけようとすると必ず後ろから母親に「帽子かぶって行きや。日射病になるで」って言われたもんです。
だから、夏場の小学生は例外なく帽子をかぶってました。それが学校などのお仕着せの制帽ではなく、それぞれの家庭らしい色とりどりの帽子だったことを思い出すと、なんか暖かい気持ちになります。
Posted by: yama_eigh | Wednesday, August 05, 2015 at 22:23