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Monday, July 06, 2015

ウクレレの弦、ウクレレの響き

Ukuleles

【7月6日特記】 ウクレレを弾き終えてケースにしまっておく。翌日(あるいは翌週かもしれないが)ケースから出して弾こうとするとチューニングが狂っている。どの弦も音が低くなっている。

僕はこの現象を、あまり何も考えずに「弦が弛む」と言っていた。イメージとしても、固く巻いたつもりでもやはりどこかでほどけてしまうようなところがあり、弦がほんの少しずつ滑って弛んで行く様を思い浮かべていた。

ところが、何の気なしにネットでウクレレ関係の動画を観ていたら、「ウクレレは弦が伸びるので」と言っているのが耳に入ってきた。

そうか、僕は間違っていたのである。弦が弛むのではなく、弦が伸びるのである(まあ、伸びた結果弛んだとも言えるのだが)。だから音程が下がるのである。

つまり、これは構造的な問題ではなかったのだ。いや、広く構造的な問題と言えばそうだが、システムの問題ではなく素材の問題なのであった。

ウクレレの弦は一般にナイロンなのである。伸びて当然である。

僕がウクレレの前に弾いていたのはフォーク・ギターだった。弦はスティールだ。どんな物質でも幾許かは伸びるのだろうが、スティールは人間の目に見えるほどは伸びない。

だから、もし音程が下がっているとしたら、それは恐らく弦が伸びたのではなく巻きが甘くなったのである。そうか、だから、ウクレレも同じように考えたのだ。

ならば、スティール弦のギターは置いておいても音程は下がらなかったのだろうか? あまりそういう実感がない。

なんでそういう記憶がないのかと考えたら、思い出した。フォーク・ギターは弾き終わると必ず弦を弛めていたではないか。だから、音程が勝手に狂うという経験はないのである。

弾く前に必ずチューニングしていたのは、弦が弛んでいたからではなく、自分で弛めておいたからだ。

何故毎回弛めたかと言えば、張りっぱなしにしておくとネックが反るからである。なんでネックが反るといけないかというと、ひとつには、ネックが反ると弦高が高くなって弾きにくくなるからである。

初めてギターを買った時にそう言われたので、僕は必ず弾き終わったら弦を弛めていた。そういう習慣のお陰で、最後に買ったギターをヤフオクで売った時に、随分褒められた記憶がある。

出品したところ、何フレットと何フレットのところで弦高を測って教えて下さいという問合せが来て、なんだ面倒くさいなと思いながら2箇所の弦高を測って教えたら、「よく手入れできていますね」と驚かれたのである。

で、スティール弦のフォーク・ギターにはそういう心遣いが必要なのだが、柔らかいナイロン弦を張ったウクレレの場合はそういう心配はないのである。弦の張力がネックを反らせる前に、弦が伸びて弛んでくれるのだから。

ウクレレを買った時に「ウクレレの弦は張りっぱなしで良いです」と楽器屋のおっさんに言われて、根が几帳面な僕は「ほんまかいな」とあまり納得が行っていなかったのだが、ここに来て一気に納得が行った。

ウクレレの弦って、そういうヤワで華奢で、でも逆に言うと軽くて物腰の柔らかい奴なのだ。ウクレレの音って、なんかそんな響きではないか(笑)

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