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Friday, July 10, 2015

鯖を読む

【7月10日特記】 妻の PC で急にメールが受けられなくなった。僕の PC ではそんなことはない。何故なら僕は妻とは違うプロバイダのメール・アカウントを使っているから。

そもそもはマンションを買った時に付随していたプロバイダのアカウントを2人で1つずつ使っていたのだが、ある時期から僕のアカウントを妻に渡し、彼女はその2つのアカウントを使い分けるようになった。

僕はたくさんアカウントを持っているが、家の PC のメーラに設定しているのは、人生最初の PC 以来使い続けている nifty のアカウントだけである。

というわけで、妻のメーラの不具合はこのマンション・デフォルトのプロバイダの問題である。

このプロバイダからは実は5月の時点で、6月いっぱいで送信の認証方式を POP before SMTP から SMTP Auth に変更するので設定を変えてほしいという連絡が来ていた。時代の趨勢である。

この設定変更自体は難しいものではない。従来の POPサーバと違うサーバを使うのであれば、サーバ名も入れ替えなければならないが、そうでなければほとんどポート番号を変更するだけのことである。

で、この設定変更は僕がやった。5月から暫くは POP before SMTP と SMTP Auth を併用するとのことだったので、変更後ももちろん問題なく送受信できていた。

ところが、一昨日、久しぶりに妻が PC を開いてみたら受信できないという。原因が判らない。

認証方式は 7/1 に変わったはずだが、メーラには 7/3 のメールまで取り込んでいる。何故急に?

こうなってくると、にわかに何が悪いのか分からなくなるものである。

自分の設定が間違っていたのか? でも、それなら何故 7/3 まで受信できていたのか? プロバイダは 7/1 で切り替えると言っておきながら、実は 7/4 に切り替えたのか(文字通り鯖読まれたか)? でも今回トラブっているのは送信ではなく受信だ。等々。

で、しばらくいろいろチェックしてみて分かった。受信サーバが変わっていたのである。

プロバイダのサーバはかつて POP と SMTP の2台だったが、もう何年か前に新しいサーバが導入され、1台で POP と SMTP の両方をこなすようになっていた。

ところが、これも並行運用で、昔の POP サーバがずっと生きたままだったので、僕は受信サーバ名を入れ替えなかったのである。

自分で設定を触る人なら多分この感じを解ってくれると思うのだが、作業をするときには「将来トラブらないように今のうちに変えておこう」という思いと、「今は何の問題もないのだから慌てて変える必要はない。設定変更したためにトラブるのは馬鹿らしい。問題が出た時点で初めて変更すれば良い」という2つの思いが交錯するものだ。

僕はあのとき後者の思いだった。それで受信サーバ名は昔のままだった(送信の方は SMTP Auth に設定変更した時に新しいサーバに変えていた)。

一方、プロバイダは 6/30 に POP Before SMTP 方式を廃し、それから3日遅れて POP専用サーバを撤去したのである。

そう思い当たって、受信サーバ名を新しいものに変えたら難なく接続。今回は短時間で解決できて良かった。

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