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Sunday, June 28, 2015

映画『進撃の巨人 【後編】──自由の翼──』

【6月27日特記】 映画『進撃の巨人 【後編】──自由の翼──』を観てきた。前編の映画評にも書いた通り、テレビ版アニメの総集編であるが、僕はレギュラー回を全く観ておらず、原作の漫画もほとんど読んでいないので、これが初見となる。

で、総集編だけに解りにくい部分がある(それ以前に、観た端から何でもかんでも忘れてしまう僕としては、すでに7ヶ月前に観た前編がほとんど脳内に残っていないw)。

ただ、この迫力はやっぱりすごい。

前編の記事にも書いたように。この作画の一つの魅力は陰影であるが、今回はそれよりも度肝を抜く構図と圧倒的な速さが際立っていた。

折しも今8月公開の実写版『進撃の巨人』の予告編やプロモーション動画が流れ始めているのだが、それを観たファンの間で「立体機動がゆっくりすぎる」という落胆の声が上がっている。

確かに実写版のプロモーション映像では立体機動装置を使った兵士の動きが、まるで香港映画で使い始めたばかりの頃のワイヤーアクションみたいにふんわりした感じである。

多分速い動きを描けなかったのではなく、それが樋口真嗣監督の解釈なのではないかと思うのだが、やっぱり、この作品は巨人と兵隊の闘いの中で、その両方の動きで観客を驚かすのがメインの仕掛けだと思う。

そういう意味では、このアニメ版の女型の巨人とエレン巨人の闘いのシーンなどは、観ていてあっと声を上げそうになるほど、展開の速い、見事な描写になっていた。観ながらこぶしを握りしめている自分に気づいて苦笑したほどだ。

で、原作全然知らずに見に行ったら、後半の展開というか設定には心底驚いたぞ。これは本当によく練られた作品である。

まず巨人の動きに驚かされ、続いて、巧みに仕掛けられた物語に驚かされる。

で、なんであれ、一応のケリがついて終わるのかと思ったら、全然そんなことのない不吉な引っ張り方。あかん、これは続きを見たくなる。

そのうちテレビでもやるだろからその時に見ればいいや、と思っている人がいるとしたら、それは大間違いである。

前編の記事にも書いたが、テレビのモニターの中では巨人の大きさも知れている。巨人が本当に巨人となる大きなスクリーンと、四方八方から大音響が降り注いでくる映画館でこそ見るべき傑作である。

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