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Monday, June 29, 2015

True Colors

【6月29日特記】 Facebook でプロファイル写真をレインボー・カラーに変えた人が急に何人も出てきて、これは一体何だろうと思ったのだが、どうやら米国で同性婚を合法化する(正確には同性婚の禁止を違憲とする)判決が出たことに合せてのことらしい。

レインボー・カラーは多様性の象徴なのだそうである。

僕自身は自分のプロファイル写真を変えてまで祝おうという気にはならなかったが、それでもそういう判決が出たことは大変喜ばしいことだと思っている。

「多様性に対する許容量の大きさこそが社会の成熟度の証である」というのが長年の僕の持論である。ネット上にも何度かそんなことを書いてきただけに、今回の判決を社会の成熟と捉えている。

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Sunday, June 28, 2015

映画『進撃の巨人 【後編】──自由の翼──』

【6月27日特記】 映画『進撃の巨人 【後編】──自由の翼──』を観てきた。前編の映画評にも書いた通り、テレビ版アニメの総集編であるが、僕はレギュラー回を全く観ておらず、原作の漫画もほとんど読んでいないので、これが初見となる。

で、総集編だけに解りにくい部分がある(それ以前に、観た端から何でもかんでも忘れてしまう僕としては、すでに7ヶ月前に観た前編がほとんど脳内に残っていないw)。

ただ、この迫力はやっぱりすごい。

前編の記事にも書いたように。この作画の一つの魅力は陰影であるが、今回はそれよりも度肝を抜く構図と圧倒的な速さが際立っていた。

折しも今8月公開の実写版『進撃の巨人』の予告編やプロモーション動画が流れ始めているのだが、それを観たファンの間で「立体機動がゆっくりすぎる」という落胆の声が上がっている。

確かに実写版のプロモーション映像では立体機動装置を使った兵士の動きが、まるで香港映画で使い始めたばかりの頃のワイヤーアクションみたいにふんわりした感じである。

多分速い動きを描けなかったのではなく、それが樋口真嗣監督の解釈なのではないかと思うのだが、やっぱり、この作品は巨人と兵隊の闘いの中で、その両方の動きで観客を驚かすのがメインの仕掛けだと思う。

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Saturday, June 27, 2015

映画『ラブ&ピース』

【6月27日特記】 映画『ラブ&ピース』を観てきた。

僕はクリエイタになりたくてなれなかった人間だが、若い頃からずっと作りたいと憧れていたのは、全部がすんなりと頭に入るような作品ではなく、「なんだか解らないけど、なんだかすごい!」という作品だった。

この映画がまさにそういう作品だった。あまり予備知識なく観に行ったのだが、予期せぬファンタジーだったので驚いた。園子温監督のファンタジーとは!

うだつの上がらないサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)が、デパートの屋上で買ったミドリガメの助けを借りて、昔の夢だったロック・スターになる話である。

と聞くと、現代版『浦島太郎』かと思うだろうが、実はこの亀は大怪獣ガメラでもある。

それに加えて、アマチュア時代の小中和哉監督ばりにぬいぐるみたちが動いて喋る(こちらはコマ撮りではなくパペット・マニュピレーションのようだが)。

そして、地下の下水道に棲み、彼ら(おもちゃや動物たち)を優しく見守る謎の老人(西田敏行)がいる。

だが、この2人のメインの登場人物は画面の中で全然クロスしないのである。不思議な話である。

パンフを読んで、これは無名時代の園子温が25年前に書いた企画だと知った。もちろん、時代を移して2020年の東京オリンピックなども入れ込んではあるが、ほとんどが当時書いた脚本をそのまま生かしているとのことである。

映画の最初のほうで、トイレの排水口がこんなオープンな地下下水道には繋がっていないだろう?と思ったが、その辺り確かに台本に若さが出ている。

今回、園子温はそれをお構いなく、それがパワーだと言わんばかりに映画化したように見える。

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Thursday, June 25, 2015

僕の g+

【6月25日特記】 このブログから直接リンクは張っていないが、僕は Facebook もやっている。

ホームページとブログが自分の本拠地だと思っているので、あまり熱心には書き込んでいないが、ま、Facebook の使い方としてはごく一般的なのではないかなと、自分では思っている。

で、さらに僕は Google+ もやっている。これは知り合いに g+ をやっている人が少なくなかったので、まあ、とりあえずやっとこうか、という感じで登録したのだが、しかし、Facebook と2つ登録して、両方で同じ使い方をして分散させるようでは意味がない。

とは言え、別の使い方も思いつかずに、暫く登録したまま放置状態にあったのである。

ところがいつしか使い方が定まって、今は時々 Google+ も開いてみるようになった。

それは貯蔵庫としての使い方である。

YouTube で気に入ったビデオを見つけると、僕は g+ でシェアする。みんなに紹介するためではない。僕の貯蔵庫として、つまり、気に入った動画を1箇所にまとめるためにしているのである。

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Tuesday, June 23, 2015

スパムと GDP

【6月23日特記】 来たり来なかったり随分波があるのだが、最近またこのブログへのスパム・コメントが増えている。

僕が承認しない限り表には出ないので、全く無駄な努力をしておられるわけだが、全くめげることもなく(恐らく自動化して送りつけているので、めげる人もいるわけがないがw)、ここのところ毎日、いろんなサーバ経由で複数のコメントを書き付けてくれている。

で、ふと思ったのだが、こういうスパム用のクローラ(という言い方で、この場合合ってるのかな?)の訪問も確実にアクセス・カウンタを回してくれているのである。

つまり、スパム・コメントが2つ書かれれば、アクセス・カウンタは最低でも2つ増えているはずで、1ヶ月では60、年間では700を超える、実際には読んでもいない数がカウンタに付け加わるのである。

さて、それで思い出したのが、大学時代のゼミの教官の発言である。

ちなみに僕は経済学部でマルクス経済学を学び、西洋経済史を専攻していたのだが、ゼミの教官は“ブルジョワ経済学”への軽蔑を込めてこんな風に言った:

皆さん、政府は毎年 GDP の統計を発表して一喜一憂していますが、GDP なんてものは飲み屋の飲み代まで含んでるんですよ。つまり、僕がクラブで豪遊したらその分 GDP も増加するわけで、そんなもので経済成長を測っているんです。

そう言われればそうではある。高いクラブで酒を酌むことが生産活動の一環かと言われればそうではないかもしれない。

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Monday, June 22, 2015

夏至

【6月22日特記】 今日は夏至なのだそうだ。

毎年思うのだが、どうも夏至は早く来すぎる気がする。

僕は日照時間が長くなると元気が出てくる。短くなると哀しくなる。

僕を直接知っている人は、僕の外観だけを見て、「日が長くなろうが短くなろうが、あまり元気があった試しなんかないじゃないか」と笑うかもしれないが、内心はそうなのである。

で、言うまでもないが、夏至は一年で一番日照時間が長い日である。

つまり、昨日までは日を経るごとに日照時間が長くなっていたのだが、明日からは明けるのが日に日に遅くなり、暮れるのが日に日に早くなる。

僕は夏の生まれのせいか、暑さはあまり苦にならない。夏が好きで、冬が苦手だ。陽が射しているのが好きで、陽が陰ってくると哀しくなる。

大塚まさじに『満月を待つ女』という作品がある。月の満ち欠けとともに気分や元気が変化して行く女性を歌った歌だが、あれと同じようなものである。

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Sunday, June 21, 2015

『サラバ』西加奈子(書評)

【6月21日特記】 西加奈子の『サラバ』を読んだ。直木賞受賞作である。

僕にとっては今まで一度も読んだことのない作家だ。ただ、『きいろいゾウ』は映画で観ていた。だから、文体は想像がつかないが、多分こういうトーンの物語を書く人なのだろうというイメージはあった。少し不思議なトーンの物語。

しかし、読み進めながら最初に思ったことは「それほど面白くない」ということだった。いや、全然面白くないわけではない。でも、もっと面白いかと思ったほど面白くはないのである。

4人家族の圷家の話である。語り手は息子の歩。

物語は1ページ目から暫くはイランとエジプトという、一般の日本人にはあまり馴染みのない土地で展開する。その不思議なトーンは『きいろいゾウ』に繋がっている気がする。なるほど、日本の物語を書いてもどこか変わった感じがしたのは、この作家が幼少期をテヘランで過ごしたからなのかと納得した。

歩には僧侶のように禁欲的な父と、何ごとにも貪欲に生きる母と、小さい頃から変人を貫いた姉がいた。この構成が面白い。そんな中で、歩はともかく自己を消す能力に長け、家でも学校でも、一切の揉め事を避けて暮らすようになる。そして、エジプトで歩はヤコブというコプト教徒の少年と親友になる。

ジョン・アーヴィングばりの、長い人生を描く物語である。西加奈子自身もそれを意識しているようで、物語の中に『ホテル・ニューハンプシャー』が登場する。

日本に帰ってから歩には須玖という親友ができ、彼女もでき、大学を出てライターとしての生活を始める。そして、姉は帰国後も彼女なりの変人を貫き、一時はマスコミに取り上げられるほどの有名人にもなる。そこには近所に住んでサトラコヲモンサマという新興宗教のようなものを司っていた矢田のおばちゃんという女性が絡んでくる。

ことほどさように仕掛けは多様なのであるが、しかし、残念ながらそれほど面白くないのである。アーヴィングと比べるのは酷だが、アーヴィングのような、一度本を開いたら先が気になって閉じられなくなるような怒涛の面白さには到達していないのである。

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Saturday, June 20, 2015

6/20サイト更新情報

【6月20日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回はまたレギュラーのことばのエッセイ1編のみになってしまいました。何度も取り上げているテーマですが、4文字(音)ではなく3文字(音)の略語についてです。タイトルにも書いていますが、あんまり真剣に読まないでくださいね(笑)

というわけで、今回の更新は下記の通り:

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Friday, June 19, 2015

映画『海街diary』

【6月19日特記】 映画『海街diary』を観てきた。是枝裕和監督・脚本・編集。原作は吉田秋生の漫画。

いやあ、参った。家族同士の口喧嘩はあるが、事件も少なく、概ね穏やかな日常を描いていながら、これだけ胸に染み入ってくるのは何故だろう?

四姉妹の話だ。ただ、一番下だけが所謂「腹違い」。

長女の幸は綾瀬はるかが、次女の佳乃は長澤まさみが演じている。

この二人はともに『世界の中心で、愛をさけぶ』の主演女優である。綾瀬は映画版の、長澤はテレビドラマの。

当時両方を観て、綾瀬よりも長澤のほうがべらぼうに上手いと感じた記憶がある。

綾瀬が下手だと言うのではない。ただ、あの若さにして、目の泳がせ方の変化だけで、柔軟に感情を伝えてくる長澤に凄みを感じたのである。当時の綾瀬は年相応にやや固かった。

何故そんなことを思い出したかと言えば、今回の配役があの時の二人の差違を見事に活かしていると思ったからだ。

香田幸は生真面目でしっかり者の長女。綾瀬の固い、だけど、一途な演技が活かせる。綾瀬はこれまで、ややおっちょこちょいな、妹っぽい役柄も少なくなかったが、ああ、こういう役柄が嵌まるのか、と随分納得した。

そこに絡むのが、自由奔放で幾分ちゃらんぽらんな次女の佳乃である。長澤の柔らかい演技が綾瀬との見事な対照を作り出している。

そして、三女の千佳はちょっと変わり者で、明るく、マイペース。時々口論になる姉二人の緩衝材になっている。ここに夏帆を嵌めたキャスティングに感心した。『天然コケッコー』や『うた魂』の頃の、個性溢れる、チャーミングな夏帆が戻ってきたではないか。

鎌倉で暮らすこの三姉妹の父親が遠い山形で死ぬ。父親は何年も前に外に女を作って家族を棄てた。そして、その後また別の女と再婚して山形にいたのである。

その山形で、父の2番目の結婚相手との間に生まれ、3番目の結婚相手と暮らしながら、父の最期を看取ったのが中学生・浅野すずだった。演じたのは広瀬すずである。

この複雑な設定を、映画はとても手際の良い脚本で、冒頭の恐らく10分か15分で見事に伝えきる。

三姉妹は父の葬儀で初めてすずに会ったばかりなのに、別れ際の駅で幸が、乗り込んだ電車の中からホームのすずに「鎌倉で一緒に暮らさない?」と言う。

幸は二人の妹たちに何の相談もなく、唐突に持ちかけるが、佳乃も千佳も異論のない表情をしている。

そして、突然言われたすずは、少し迷うような表情を見せたが、ドアが締まる瞬間に「行きます」と即答する。

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Wednesday, June 17, 2015

そしてまた本を売る

【6月17日特記】 6/7の記事で予告した通り、また本を売った。今度は Amazon である。

あの時は3冊と書いたが、その後2冊を追加して5冊にした。

さて、本の状態を自分で申告するのだが、今回は非常に状態の良い本ばかり(だと自分では思った)のと、初めてだったのでどんな評価をするのか試したくて、5冊とも「非常に良い」にしてみた。

前回の記事で、3冊が「それぞれ190円、223円、227円で、合計640円」と書いたのは、(この記事を書いた時には判らなくて、申し込む手続きのうちに判ったのだが)全冊が「非常に良い」と想定した時の買取価格である。

で、この買取価格は日々変動しているようで、僕が申し込んだ時点では、5冊がそれぞれ124円、150円、160円、190円、230円の合計1318円になっていた。

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Tuesday, June 16, 2015

ゴマすり男

【6月16日特記】 最近知ったこと。人は昇進するとよくゴマすり呼ばわりされるということ。

僕は今回昇進しなかったが、昇進した年には同じように言われていたのかもしれない。

これが副部長に昇進したとかいう場合は、人数が多いからなのか、それほどでもないのだが、もっともっと上の地位に上がった時に言われやすくなるのは、やっぱりやっかみのせいか。

しかし、それにしても、僕から見ていて全くゴマすりなどという行為には縁もゆかりもなさそうな人が、昇格したら突然大昔からゴマすりだったという風に言われるのは気の毒な気がする。

いや、僕が気づいていないだけで、僕が見ていないところでせっせとゴマをすっていたのかもしれない。ま、それはそれで良い。

僕は上司にゴマをするのは一種の芸風であり、僕には却々できない芸当であるのだから、それはそれで、ふーん大したものだ、と思うくらいで、それ以上の感慨はない。

ま、それだけの基準で安易に引き上げたのであれば、その上司は馬鹿だなとは思うけれど…。

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Monday, June 15, 2015

Chrome Me, Please

【6月15日特記】 Google Chrome を使い出して随分になる。その速さに惚れ込んで使い始めたのである。

ただ、最近 Firefox が追いついて来た感がある。随分と使い勝手が上がってきた。

そう思うのは純粋な利便性の比較だけによるのではなく、Chrome が他のものとの相性の悪さを時々感じさせるからである。

個人的な体験で言うと、僕が使っているパスワード・マネージャーは時々 Chrome 上で動かなくなる。Firefox ではそんなことはない。

あと、これは前にも書いたが、HPからのファイルのダウンロード(「名前を付けて保存」)がフリーズしてしまうことがある。あの記事では「F5キーを押しながらクリックしたら解消した」と書いたが、これは100%成功するわけではないと分かった。

これだけ普及している割には、HPや他のアプリなどを作っている人に充分顧みられていない気がする。

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Sunday, June 14, 2015

元・携帯電源OFF車両から

【6月14日特記】 電車に乗っていて、ふと、「あ、ここは昔は携帯電源OFF車両だった」と思った。

阪急電車がその車両編成をやめたのはいつだったか(それはもちろん機器の進化によってペースメーカー等への影響が極めて小さくなったからなのだが)。おかげで随分便利になった。とても感謝している。

無論当時からそんなことと関係なく、どこの車両でも平気でスマホを触っている御仁はいた。でも、僕は一応控えてきた。

ただ、あの当時は、乗っている車両によって持っている機器をフルに使えないとう不自由さと不公平さがとても嫌だった。今は乗る車両を気にせずスマホを操作できる。とてもありがたい。

と、そこまで考えて、僕らより上の世代、会社の偉い人たちにはこのありがたさが共有できない人が少なくないのだと思い至った。だから、彼らはネットの世界に踏み出せないのである。悲劇である。

彼らは下手すると「中毒みたいにそんなに四六時中ネットに繋がっていないと不安になるのは病気である。むしろ携帯電源OFF車両などがあるほうが望ましい」などと変な理屈を言ったりすることがある。

僕は中毒患者ではない。禁断症状はない。スマホに触らなくても平気である。ポケットの中で鳴っても、それがメールなのか LINE なのかさえ確かめずに放っておくこともある。暇になったら確かめるだけのことで、別に気にならない。

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Saturday, June 13, 2015

映画『トゥモローランド』

【6月13日特記】 映画『トゥモローランド』を観てきた。ディズニー映画だから多分筋は子供騙しだろうと覚悟して行った。ところがそうではなかった。

めちゃくちゃ面白かった。と言うより、寧ろ難しかった。もう1回見ないことにはちゃんと理解できない気がする。

途中3度ほど一瞬眠りに落ちてしまったせいもある。いや、泣いた映画が必ずしも良い映画とは限らないように、寝てしまった映画がつまらない映画とも限らない。事実、起きている時はずっと目を瞠っていた。そう、目を瞠る出来であった。

フランク・ウォーカー(トーマス・ロビンソン)という11歳の少年が1964年のニューヨーク万博の発明コンテストに、未完成の空を飛ぶ機械を持ち込む。

審査をしたデイヴィッド・ニックス(ヒュー・ローリー)によって却下されるが、謎の少女アテナ(ラフィー・キャシディ)の導きでニックスらの後を追い、トゥモローランドに潜り込む。

タイムマシンによって高度に科学が発達した未来都市に来てしまったのかと思うが、どうやらそうではなく、異次元の別世界であるらしい。

ここで空を飛んだりするフランクの姿が暫し描かれるのであるが、次に登場するのはなんと元の地球、アメリカ合衆国の人里離れた家で暮らす中年男としてである。そのフランクを演じているのが、実は冒頭にも登場していたジョージ・クルーニーである。

冒頭のシーンでは、カメラ目線で語るジョージ・クルーニーに、フレーム外から女性が茶々を入れる。やがてカメラを振ると、そこにいるのはブリット・ロバートソンである。そして、彼女が次のシーンに現れた時はまだ高校生である。名前はケイシー。

ケイシーに目をつけたアテナによって、ケイシーの手にTの字をあしらったピンバッジが渡される。そのピンバッジに触れると、ケイシーの目にはトゥモローランドの幻像が見える。ところが、途中で電池切れになって元の世界に引き戻されてしまう。

トゥモローランドが忘れられないケイシーはピンバッジを求めて旅に出るが、そこで襲われて生命の危機に瀕している時にケイシーが現れ、超人的な能力で敵を倒しケイシーを連れ出す。そして、もう一度トゥモローランドに行きたければフランク・ウォーカーに会えと言って、フランクの家の前に放り出す。

ところが、中年男になったフランクは、世捨て人みたいな暮らしをしながら、家の中にいっぱい怪しい機械を設置して訳の分からない研究をしている偏屈者のマッド・サイエンティストであり、ケイシーを家に入れようともしない。

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Friday, June 12, 2015

数字の憶え方

【6月12日特記】 我々は知らず知らずのうちに多くの数字を憶えてしまっている。例えば、僕が外回りの営業マンだったころ、僕は多分100件くらいの電話番号を憶えていた。

これはもちろん、自宅や実家、自分の会社、頻繁に電話する友人など、全てをひっくるめての話で、もちろん仕事上の取引先などもあるが、某社の某部はXXX1~XXX7までの7番号がダイレクトインで割り当てられているというようなものも含んでの話である。

むろん、携帯電話が出てきて、そのメモリに保存できるようになった途端に、こんな芸当は不要になった。でも、要するに人間にはそれくらいの能力があるということである。

普段意識していないが、憶えている数字というのはたくさんある。ウチの会社にはネット上でカードで買い物をしているうちに、クレジットカードの16桁の番号と、裏側にある3桁のセキュリティ・コードを暗記してしまった人などもいる。

いや、もっと桁の少ない数字も山ほど憶えていて、これは「憶えている」と言うよりも「憶えてしまっている」と言うほうが正確で、と言うか、「そんなもの憶えてなかったら生活に支障を来すでしょう」という類のものも多い。

例えば、僕は今日東京出張から帰ってきたのだが、東京支社のオフィスが何階なのかというようなこともそのひとつである。

正解は28階なのだが、さて、僕はこの数字をどうやって憶えているのだろう?

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Wednesday, June 10, 2015

ホテル難民

【6月10日特記】 明日から東京出張なのだが、このごろホテルが取りにくくて困る。東京だけではなく、東京から大阪に出張してきた取引先の人たちも同じことを言っている。

僕の周りでは、これはもっぱら日本に押し寄せている中国人観光客のせいだと言っている。

それが実数ベースでどれだけ証明されてるのかは知らないが、しかし、日本人の生活様式に特段の変化がないとすれば、中国人かどうかはともかくとして、外国から来た客に要因を求めるのは、考え方としては正しいと思う。

しかし、僕がホテルを取りにくいと感じる根拠は2つあって、ひとつは上述の通り空きが少ないということだが、それとは別に料金が高くなったという要素もある。

僕の感触としては、それは中国人観光客の増減とはあまり結びついておらず、タイミングとしては消費税増税以降急に高くなったような気がする。

いや、別に多くのホテルが増税に便乗して値上げをしたと言うのではない。ま、そういうホテルも中にはあるかもしれないが、そもそも僕は定価ベースの話をしているのではないのである。

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Monday, June 08, 2015

書き換え

【6月8日特記】 ブログに書くことの気楽さの最たるところは、何度でも書き換えられるということだと思う。

事実誤認や誤字脱字があった場合は書き変えて当然で、特に間違って事実ではないこと、正しくないことを書いていた場合は、その旨を明記して訂正すべきである。

それはネット上でも紙の出版でも同じ。でも、間違いを発見したら自分一人の力で即訂正できるのがブログの旨味である。他の媒体では自分一人ではどうしようもない。

ただ、僕が言いたいのはそういう必要に迫られての書き変えではなく、もっと自己満足的なことである。

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Sunday, June 07, 2015

そしてまた本を売る?

【6月7日特記】 ネットオフ(昔のイーブックオフ)に読み終えた本を売ってもろくにお金にならないということは、ホームページで2回、このブログでも3回書いた(一番最後の記事はこれ)。

すると先日 Amazon が本の買い取りを始めたとのニュース。ならば一度 Amazon に売ってみるか、と考えた。

読み終えて売ろうと思っている本はまだ19冊しか溜まっていないが、試しに Amazon でどれくらいの値段になるのか売ってみることにした。

ところが、ここには落とし穴があった。どんな本でも買い取ってくれるわけではないのである。

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Saturday, June 06, 2015

映画『新宿スワン』

【6月6日特記】 映画『新宿スワン』を観てきた。

園子温監督作品を映画館で観るのもこれで9本目だが、昔の作品と最近の作品で著しく異なるのは、昔の園子温特有のチープな感じがなくなったことである。

これはひとえに映画に思う存分お金をかけられるようになったということだろう。

いかにも安っぽいセットで大勢の安物の役者が演じていた(もちろん部分的には良い役者も出ていたのだが)のが今では嘘みたいで、今回も歌舞伎町での大々的なロケや本物と見紛うセットと言い、勢揃いした役者のランクの高さと言い、いやあ目出たいと思った。

で、お話はと言えば、これはまるでマンガである(ま、原作が漫画だから仕方ないのだがw)

僕は歌舞伎町やスカウトのことに何がしかの造詣があるわけではないが、しかし、まあ、あの業界に多少ヤクザが絡んでいるにしても、スカウト自身は組員ではないだろう? いくらなんでもスカウト同士の血で血を洗う抗争とは恐れいった(笑)。

それから、カーテン1枚しか仕切りのない風俗店の部屋というは、いくらなんでも客が居心地悪くて来ないんじゃないの? おまけに、そのカーテンの向こうで店長が女の子殴り倒してるとなると(笑)。

こういうのを見ると、恐らく『闇金ウシジマくん』の描写のほうが事実に近いのではないかなと思う。

実際、風俗店が直接女の子の借金を肩代わりするというようなリスクの高いことはしないだろう。そこはやはりカウカウファイナンスみたいなヤミ金が肩代わりして女の子を売り飛ばすほうが餅は餅屋なのではないかな。

あと、ストーリーの上では栄子(真野恵里菜)の苦悩が何なのかさっぱり分からない、などなど、設定と進行に穴は多く、「うーむ」と心のなかでひとりごちてはいたのであるが、しかしこの映画、観ていると面白くて仕方がないのである(笑)。

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Friday, June 05, 2015

6/5サイト更新情報

【6月5日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回は久しぶりに音楽のコラムを書いたのと、レギュラーのことばのエッセイの更新があります。

音楽のコラムは、前から書こうと思っていた、日本演歌のブルースについてです。

ことばのエッセイのほうは、実はつい先日このブログに書いた「推敲のススメ」の転載です。

個別の書評や音楽評などはブログ、もう少し全体像を扱ったものはホームページという風に、大雑把に棲み分けをしているのですが、今回のような境界的なものは時々ホームページに転載したりしています。

また、ブログに書いたものは時とともにどんどんタイムラインを下がって、そのうちに見えなくなってしまうので、一覧性を確保しておきたいものは目次のあるホームページに載せることにしています。

そういうわけで今回のような措置をしました。ホームページのことばのエッセイのほうは、主語「私」+「です・ます調」で書いていることもあって、若干書き直しをしています。

というわけで、今回の更新は下記の通り:

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Thursday, June 04, 2015

熱さまし

【6月4日特記】 映画『ゼロの未来』を観ていて気になったこと:

ボブ(ルーカス・ヘッジス)が熱を出している。「大丈夫か?」と訊かれて、「大丈夫、アスピリン飲んで冷たい風呂に入れば治る」。

ほんまかいな、と思って見ていると、次のシーンでは(パンツは穿いたままだが)本当に水風呂に入っているので驚いた。

僕らはおでこを後頭部を冷やすのが一般的だ。少しバリエーションがあったとしても、足の付根や脇の下など、いずれにしても部分冷却である。どぼんと水風呂に浸かってしまうとは何と乱暴な。

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Tuesday, June 02, 2015

推敲のススメ

【6月2日特記】 僕は他人から時々表現がきついと言われることがあるが、これでもネット上にあまりネガティブなことは書かないように気をつけているつもりである。

どんなにひどいと思った映画や本も、なんとか良い点を見つけて、決してボロカスな書きっぷりにならないように、一生懸命気を配っているつもりである。

でも、毎年この季節(5月末)に、これだけはひどいなと思うものがある。今まではグッと我慢して書いていないけど、毎年「これ、本当に放っておいて良いのだろうか?」とさえ思うものがある。

いや、人にはそれぞれの感じ方があって、何人も他人の感じ方を尊重すべきである、ということは理解している。でも、みんなが(あるいは識者が)良いと選んだものが悉く良いと思えない時、僕はどうするべきなのだろう?

たまには「僕はそれを良いとは思わない」という記事を書いても良いのではないかと思う。それを書くことでより良いものが生まれる可能性だってきっとあると思うから。

だから、今回は思い切って書いてみる。読んで気分を害する方がおられるかもしれないので、最初から謝っておく──偉そうなこと言ってゴメンナサイ、と。

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Monday, June 01, 2015

リボン・ベルト

【6月1日特記】 Makers Shirt 鎌倉というブランドがある。がっしりとした作りではないが、センスの悪くないシャツやネクタイが、それほど高くない値段で買えるので、東京時代には丸ビルの店舗でよく買っていた。実は妻も愛用している。

大阪に転勤してからは専らネットで買っていたが、グランフロント大阪開業とともにそこに店舗が開いたので、最近は大阪のリアル・ショップへも夫婦でよく買いに行く。

で、ある日シャツとネクタイを買ったら、おまけにリボン・ベルトがついてきた。

こういう構造のベルトは昔からあるにはあったが、これがリボン・ベルトという名前であるとはついぞ知らなかった。

それから、こんなものは時代遅れの代物であって、今は誰も締めないのではないかと思ったのだが、僕が「あー、こういうベルトは持ってないです」と言うと、若い女店員は「そうですかぁ、私は3本持ってますよ」と可愛く笑った。

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