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Monday, May 11, 2015

こんにゃく考

【5月11日特記】 昨日の夕食の食卓にこんにゃくが出て思い出した。

昔から疑問に思っていたのである。多分最初に疑問を感じたのは中学生くらいの時だろうと思う。

それは、こんにゃくは0カロリーだと聞いたからである。中学生だった(多分)僕は、「0カロリー」ということに対して大きな疑問を2つ抱いた。

  1. じゃあ、一体何のために食べるのか?
  2. 原料はイモのはずなのに、なんで0カロリーなのか?

最初の疑問に対しては、「いろんな料理にすると美味しいから」という回答が適切だろう。うん、今ならそれで納得する。弾力があって、歯ごたえも良いしな、なんてね。

でも、ひたすら論理性を追求していた中学生の僕には今イチ納得が行かなかった。食べても栄養にならないものを食べてどうするのだ、と。

ただ、それを言うと、野菜などにもそれに近いものがある。ほとんどカロリーがない食品。でも、ビタミンやミネラルを含んでいたり、繊維が豊富で、つまりうんこの素になる食品。

当時僕は人間が草を消化できないとは知らなかった。食べたものは全部吸収できるかのような錯覚に陥っていた。でも、ならばうんこは出ない。うんこを出すためにも食物繊維は必要なのである。

2つめの疑問はついさっきまで解らなかった。それで人生で初めてこんにゃくについて調べてみた。

すると分かったことがいくつか。

まず、こんにゃくは0カロリーではない。極めてカロリーが低いだけである。

それから、こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは消化管でほとんど消化されない多糖類なのである。そういうわけでカロリーが低かったのだ!

つまり、それは食物繊維と同じような働きをするわけだ。

そこでまた、今度はもっと古い記憶が甦った。

それは僕がまだ幼稚園ぐらいの頃、母が僕に「男の子はこんにゃくを食べんとあかん」と頻りに勧めたことである。理由は「砂下ろし」になるから、というものであった。

「砂下ろし」が一体何のことなのか今もって解らない。母は「睾丸の砂を下ろす」と言っていたが、これは多分何等かの思い込みか迷信だろう。

睾丸に砂が溜まっているということも、それを下ろす必要がある(そもそも「下ろす」とはどういう現象なのだ?)ということも、あるいは、砂が下りなければどうなるのかもよく分からない。

結局昔からよく解らないままこんにゃくを食べてきた。疑問を抱いたまま食べてきた。

今なら「美味しいから」と脳天気に述べられる。それは多分、人生のどこかの時点で、ある程度の年齢になって初めて、こんにゃくの美味しさを体得したからなのだろう。

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