株
【3月8日特記】 2000年に株の売買を始めた。銀行の金利があまりに低くなって嫌になってきたので、いっちょう株でもやってみるか、という感じだった。
と言っても、先物買いだとか空売りだとか、そういう難しそうなことは一切やっていない。財産の過半を突っ込んだりするようなこともしていない。
ただ、上がりそうな株をちょこちょこ買って時期が来たら売るだけ。たまに損切りもするし、ナンピン買いもするけど。
初年度の2000年はさすがに初心者で訳分からず、手探りの売り買いを重ねて結局損失を出した。2年目から少し利益が出て、2002年から4年間はそこそこ良い投資になった。
ところが2006年と2007年は、損こそ出さなかったがほとんど利益がなく、2008年から3年間はまた赤字。2011年は全く売らなかったので損得なし。
株の面白いのはここで、つまり、買った株を売らなければ損も得もしないということだ。もちろん株価の上下に従って含み益や含み損が出ているわけだが、そんなことは過剰に気にしないほうが良い。
つまり、そんな風におとなしくしていたほうが良い年もある、ということである。
で、2012年は久しぶりにほんの少しだけ黒字になって、一昨年と昨年はまた少しずつ売却益が出ている。
なんのこたぁない、これは僕の売買の技量を物語っているのではなく、日本の景気変動を辿っているにすぎないような気もする。が、別に落胆することもない。株価全体が上がれば利益が出て当たり前、下がれば損失が出て当たり前である。
それでも面白いのが個別の売買である。NISA という新しいルールもできて、なおさら楽しくなった。
今持っている株を明日全部売れば、そこそこの利益が出るはずだ。でも、そうはしない。
だって、これはゲームなんだもの(笑) ま、株に人生を賭けたりしていないから、そんな風に言えるんだけれど。
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