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Wednesday, January 21, 2015

元に戻るようで戻らない話(いや、逆か?)

【1月21日特記】 昨夜は某新聞社の方々との酒席だったのだが、新聞とテレビ/ラジオとメディアの違いはあれ、お互いに似たようなことで悩んでいるんだなあと驚いた。

その中のひとつが、言わば世代間ギャップみたいな問題、要するに「最近の若い奴が理解できない。あいつらはどっかおかしい」というような話である。

以前何かで読んだ話では、「どうも最近の若い奴は…」という表現は古代ギリシャだか古代ローマだか(どっちだか忘れてしまったw)の頃の文献に既に現れているそうで、もしそれが連綿と続いているのだとしたら、世界はどんどん悪くなっているということだ。

しかし、確かに王朝や帝国は何度も滅びてはいるものの、世界自体が滅びたという話は聞いたことがない(まあ、聞いたことがないからこそ僕が生きているのだがw)。

仮に世界がどんどん悪くなって何度も滅びているわけではないのだとしたら、それは何故か?

考えられることのひとつは、若い頃にはとんでもなかった奴が年を取るにつれてまともになってくるということである。

つまり、40代から見た20代はひどかったとしても、その20代が40代になった頃には20年前の40代と同じくらいまともになっていて、その40代からしたら20代はどうしようもないように見えるのだが、その20代が40代になると…というのを繰り返しているという仮説である。

これは全くの的外れではないと思う。そういうことも確かにある程度はあるだろう。僕自身が20年前・30年前の自分と、その時見ていた20歳・30歳上の人間と、そして今の自分の3つを考え合わせると、思い当たらないフシがないでもない。

ただ、そんなに簡単に、というか、きれいに繰り返しているはずがないのも確かである。
ということはどういうことか? それはつまり、王朝や帝国が滅んでも世界が滅ばなかったのと同じ理屈ではないだろうか。

彼らは先達の体制を潰して、新たな秩序による、均整の取れた新しい生態系を産み出して、そこで安泰に暮らしているのである。

40代から見たらとんでもなかった20代の奴らは、その40代の感じ方・考え方に合わせるのではなく、おかしいと言われる自分たちの感性で新しい(そしてそれなりに調和の取れた)生態系を産んだのである。

それは恐らく昔の40代から見たら、とても住めない地獄のような場所かもしれない。しかし、今の20代から見たら、僕らはきっと陸に上る前の魚類のような存在なのだろう。
まあ、それも良いかもしれない。

僕らだって若い頃は上の世代と敵対して生きてきたんだもの。若い人はそういう気概だけは持ち続けてほしい。

──などと思うのだが、最近の若い人は実はそういう気概とは無縁で、何をしても良いから激突だけは最大限避けることを考えている。

そんな最近の若い奴のことがさっぱり分からない──と話は元に戻るのであったw

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