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Tuesday, November 18, 2014

上司を考える

【11月18日特記】 例えば孫正義という人を思い浮かべれば良い。

こういうことを書くと意外に思われるかもしれないが、僕は孫正義という人を尊敬している。

いや、まあ、あまり他人を尊敬したりしないたちなので、我ながらそういう言葉を使うと照れくさいので言い直すと、割合、いや、かなり優秀で相当立派な方だと思っている。

だけど、そういう立派な経営者のもとで働きたいかと言えば、まっぴらごめんである。ああいうカリスマが率いるトップダウン型の企業で働いたって面白くも何ともないだろうと思う。

まあ、孫さんのすぐ下に付くのであれば勉強になるだろうとは思うが、しかし、それとて仕事がとても面白いかと言うと、決してそんなことはないだろう。

今日会社で誰かが「あーあ、『これは社是だ!』みたいな形で上からガーンと言ってくれたらやりやすいのになあ」と言った。

すかさず別の人間に「ウチの会社にはそういうのはそぐわない。上から宣言してほしいと言いに行ったら、『君たち自身にはこうしたいというのはないのか?』と怒られるだけだ」と反論されてたけど。

そう、そういうことなのである。

「そういうことをリーダーシップを取って主導して行かないから、ウチの経営者はダメなんだ」みたいなことを言う人がいるが、むやみ勝手に上に宣言させてしまうと、面白くもないしやる気も起こらないものだ。

そして、そんなことを言っていた人も、上の言うことには必ず心服するかと言うとそうではなく、気に入らないことだと「ウチの経営者はバカだ」などと言うのである。

しかし、いくらふてくされても、一旦トップダウンで宣言されてしまうと従うしかない。

するとどうなるか? ──カッコよく言うと、士気が落ちる。わかりやすく言うと、仕事が面白くない。いずれにしてもそれはあるべき環境ではない。

年を取ってから僕は、若い人たちによく「上司に判断させてはいけない。上司には承認させよ」と言っている。それはそういう意味なのだが、果たしてそれは彼らにちゃんと理解してもらっているのだろうか?

今日、社是待望論を聞いて自信がなくなった。

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