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Friday, October 17, 2014

2円切手の行く方

【10月17日特記】 2円切手を買った。

長らく葉書は50円、封書は80円の時代が続いたので、10円未満の切手なんか必要なかったのだが、消費税が上がってから52円と82円になってしまった。

で、先日懸賞に応募して特製ハガキを送ろうとしたら、家の中に10円未満の切手が1枚もなく、面倒くさくなって50円切手と10円切手を貼って出してしまった。

こういうことやってる人、日本中にたくさんいるんだろうな、と思う。こういうことによる日本郵便の濡れ手で粟の収入は意外にバカにならないのではないだろうか。

で、今後はそんなことで8円くれてやるようなことはしないために、2円切手を10枚買った。

しかし、よく考えると、これとてポストに入ることなく日本郵便の収入になってしまう可能性もある。何しろ、特に具体的な使用予定もなく買っているのだから。

マルクスは、貨幣蓄蔵者は気の狂った資本家である、みたいなことを書いていたと思うのだが、この切手だって下手すると長いこと蓄蔵される惧れもある。

消費税が10%に上がったら郵便料金はいくらになるのか知らないが、それ次第では暫く使い道がなくなるかもしれない。そうなると僕だって貨幣蓄蔵者の仲間である。

逆に言うと、日本郵便は、少なくともその間は、前払いで収入を得ているのである。その多寡がどれくらいなのかは知らないが、その間の利子分は得をすることになる。

考えれば考えるほどこれは前時代的なシステムである。

極めて今風のシステムに、例えばポストに投函するたびにセンサーがピッと鳴って課金されるような仕組にしてくれれば、ユーザとしては助かるのだが。

しかし、日本郵便がそんなシステムを導入するはずがないよね。設備投資して不労所得を失うわけだから。

2円切手のシートが、我が家の引き出しの中で、ヘラヘラ笑っているような気がする。

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