他山の石
【10月28日特記】 詳しいことは書けないのだけれど、世の中には、自分にとって何か不都合なことが起こった時に、それは自分の力が至らなかったりやり方が間違っていたりしたからではなく、ひたすら周りの何かが悪いのだと考える人がいるようなのである。
それが小学生なら仕方がない。うら若き者だと言うのであれば、百歩譲って辛抱しよう。でも、30代や40代でそういう人がいて、しかも、そういう人同士が群れていたりするので困るのである。
いや、社内の話ではない。他所の会社の人なのだが、そういう人たちに番組を作らせたら、多分視聴率が低かった時に、「番組はよくできているのに、視聴者がバカだからだ」みたいなことを平気で言うのだろうと思う。
子供の頃から自分の自負や信念をへし折られるような経験をほとんどしてこなかったのかもしれない。
視聴率というのはある面、理不尽なものである。しかし、その理不尽な打撃は理不尽な世の中を知らしめて、うまく行けば人を謙虚に、あるいは冷静にさせる効果がある。
唯我独尊から視聴率に飛んだのは勝手な連想なのだが、でも、ある程度当たっているのではないかな?
むしろ業界外の人たちからボロカスに言われることのほうが多い視聴率システムだが、そういう効用もあるのだとしみじみ思った次第である。
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