iTunes のマークに、ふと
僕が物心ついた時にはコロンビアというのは既にあまり元気のないレコード会社で、父のコレクション(ステレオ購入とほぼ同時に買ったもの)の中には何枚かあったかもしれないが、僕は自分の所有物の中にこのマークを見た記憶がない。
なのに憶えているのである。多分、広告や看板で見たのだろう。取り立てて意識もしていないのに、何度か目にするうちに自然と焼き付いてしまったのだろう。
図形や意匠に対する人間の記憶って、どうなっているのだろう? 不思議だなあと思う。
そして、新しいマークを考える人は、そういうところまで考えて作らないと、不要なイメージを関連づけてしまうのだなあ、と考えれば考えるほど感慨深く思った。
Comments