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Sunday, August 03, 2014

映画『るろうに剣心 京都大火編』

【8月3日特記】 映画『るろうに剣心 京都大火編』を観てきた。前作も観ていて、そこそこ面白かったから。

こういうのって、本格時代劇”のファンからすると邪道で、違和感を感じる部分もあるのかもしれないが、僕は時代劇には全く興味がないので、却ってフツーのアクション映画として愉しめた。

いや、フツーじゃないな(笑) 前作よりも遥かにスペクタクルになっているし、今回もともかく殺陣のスピード感が尋常ではない。動きが速いということは同じ長さのシーンでの動作が多いということで、さぞかし撮影は大変だったと思う。

しかも、伝統的な時代劇ではあり得ない、カンフー張りのアクロバディックなアクションである。そういう部分だけ見てもこれは大した映画である。

そして、そういう映画でありながら、セットの屋根瓦を舐めてから斜めに降りて来るクレーン・カメラの動きなどが如何にも時代劇であり、一方でマカロニ・ウエスタン風になったりするところも面白い。

映画の中で妙に具体的に日にちが指定されると思ったら、大久保利通暗殺の史実がそこに組み込まれていたりして、なかなか楽しいではないか。

そして、原作の漫画も前作の映画も見ていない人のために書いておくと、何と言ってもこの話の肝は「逆刃刀」である。

江戸末期、倒幕派の人斬りだった緋村抜刀斎(後の名を剣心、佐藤健)は明治維新後「もう誰も殺さない」と誓いを立てて、刀を逆刃刀に替える。これは普通の刀とは峰と刃が逆になっていて、構えた時に上に刃が来る。

止むに止まれぬ事情から刀を抜くのであるが、普通に斬るとそれは峰打ちになるわけで、相手は死なない。──自らにそういうハンディキャップを課した男が戦う話である。この設定はあまりに荒唐無稽だが、そこが一番、痺れるほど面白いところである。

で、今回の敵は志々雄真実(藤原竜也)。ただれた全身を包帯でグルグル巻きにしたグロテスクなキャラである。

そもそもは剣心が辞めたあとの倒幕派の人斬りだったが、秘密を知りすぎたことと、その狂ったほど残虐な殺人マシンぶりを怖れた維新軍に刺され、焼き殺される。

ところが、誰もが死んだと思った焼け跡から彼は生き返って来たのである。これも荒唐無稽だが面白い。

で、この志々雄が相当強いのだが、その手下である“十本刀”たちがこれまた滅法強く、その中でも瀬田宗次郎(神木隆之介)がとんでもなく強い。

剣心は志々雄と刃をまみえる前に、宗次郎に逆刃刀を折られてしまう。こういう展開がぐいぐい客を引っ張って行く。

そして、シリーズ物で欠かせないのが、魅力的な脇役レギュラーである。神谷活心流の師範代・神谷薫(武井咲)、「斬馬刀」の馬鹿力男・相楽左之助(青木崇高)、女医・高荷恵(蒼井優)、新選組の生き残りで維新政府の警察幹部・斎藤一(江口洋介)らが健在である。

そこに今回は京都御庭番の翁(田中泯)や巻町操(土屋太鳳)らが仲間に加わる。

そして、何者なのか分からないのだが、剣心をつけ狙う謎の男・四乃森蒼紫(伊勢谷友介)。大筋のストーリー展開からすると余計者なのだが、こういう人物を置くことで映画に広がりが出る。

そしてそして、もうネットなどで報道されているので実名を書いて良いと思うのだが、佐藤健の所属事務所アミューズの先輩である福山雅治が、一体どこで出て来るのかと思っていたら、最後の最後に出て来る。

しかし、そんなところで中途半端に終わられると、ま、当初から予期はしていたけど、次回作も観るしかなくなったでござるよ(笑)

それにしても、先ほどからこの原稿を書いていて、「逆刃刀」とか「斬馬刀」とか、「高荷恵」とか「四乃森蒼紫」という固有名詞が次々と一発変換で出て来るのに驚く。これは原作の人気の高さを物語るのだろうな。

原作は全く知らないので比べようもないのだが、いやはや映画は前作より面白かったでござるよ(笑)

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