ホームページ改装日誌
【6月9日特記】 今ホームページ(このブログのことではない)の改修をずっとやっていて、それが愉しくて仕方がないのである。
こういうのをちっとも楽しいと思わない人もいるんだろうな、と思うとなおさら楽しくなる。
まず何が愉しいかって、作業自体が愉しい。
レイアウトを整え、書き間違いを正し、HTML や CSS の文法的な誤り(や、あまり好ましくない記述)を1つずつ直して行く。リンクは切れていないかチェックして、切れている場合はどう対処するか決めて行く。
そういう作業自体が愉しいのである。10年以上にもわたって書き溜めてきたものに、少しずつ少しずつ手を入れて行く作業が愉しいのである。
それから、自分の書いたものを読みなおすのが愉しい。
ナルシズムではない。何故なら(もちろん憶えているものもあるが)僕は自分が書いたものでもどんどん忘れているから。
で、読み返したら「ああ、こんなこと書いたなあ」と思い出すかと言えば、もちろん瞬時にほぼ完璧に思い出すものもあるし、おぼろげに思い出すものもあるが、最後までほとんど思い出さないものもある。
だから、自分と非常に感性や思考の傾向が近い人の文章を読んでいるような心地良さがある。自分が新たなことを考えるヒントにもなる。
ああ、俺ってこんなに良いこと書いてたのか!と、たまにはナルシズムに嵌るものもある。
なんであれ愉しいのである。
それはまるで引越の荷造りの際に、次から次に懐かしいものを見つけてしまって作業が進まないのと似ているかと言うと、似ていない。
この作業は滞らない。もちろん量が多いので時間はかかる。でも、ざーっと読んで次、ざーっと読んで次、と作業は流れて行く。
で、見えるところも見えないところも含めて、文章が整えられて行く。
見えないところも整えられて行くという感覚が気持ち良い。
多分そんな風に思わない人もいるんだろうなと思うとなおさら気持ち良い。
多分少なくとも年末ぐらいまでは、この作業を続けていると思う。
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