Windows8.1アップデート騒動記(解決編)
【5月13日特記】 Windows8.1 のアップデートをしてから、PC がめちゃくちゃに調子悪くなっていることは何度か書いた。
起動してもマウスポインタが出てこない。出てきてもフリーズして動かない。マウスが使えないので何もできない。キー操作でも全く動かない。
ウィルス対策ソフト(ウチの場合はウィルスバスター)が立ち上がらない(ので、アクションセンターから警告が出る)等々。
その間ずっとハードディスクは動いている。延々と何かを読みに行っている音がする。
それが終わるのを延々と待つ。結局しびれを切らせて強制的に再起動。ブルースクリーンになるという最悪の事態も何度かあったが、そうこうするうちにたまにちゃんとマウスが出て来て動いてくれることがある。
──そうなったらやっとこの地獄から抜け出せる。間違いなく PC を起動してから30分以上過ぎている。
で、その犯人をやっと突き止めた。
いや、諸悪の根源を突き止めたわけではない。諸悪の根源は多分アップデートである(アップデートすると起動が遅くなるという記事はそこここにある)。そこで何が起こっているのかは定かでないが、多分何かと何かがぶつかっているか、存在しないファイルをいつまでも探しているか…。
ただ、その諸悪の根源を生きながらえさせている奴がどうやら見つかった。──「高速スタートアップ」である。
高速スタートアップは Windows8 から実装された機能で、デフォルトで ON になっているはずである。
で、これを ON にしておくと、シャットダウンしてもそれは実は完全なシャットダウンではなく、シャットダウンする前の状態を保存しておいてそこから起動するらしい。何をどう保存しているのかは知らないが。
しかし、そのことによってスタートアップは速くなるということのようだ。
でも、考えてみたら誰でも解るように、シャットダウン前の状態が万全であれば、それを記憶しておいてそこから立ち上げてくれれば良いのだが、シャットダウン前の状態が悲惨であれば、そんなことをすると再び悲惨なスタートアップが繰り返されるに決まっている。
で、高速スタートアップを OFF にしてみた。
この設定画面がこれまた分かりにくいところにある。コントロールパネルの電源オプションで「スリープ解除時のパスワード保護」、「電源ボタンの動作を選択する」、「カバーを閉じた時の動作の選択」のどれかをクリックして、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックすると出てくる。
「高速スタートアップを有効にする(推奨)」と書いてあるので OFF にしても大丈夫かな、という気はするのだが、OFF にしたらこれまでの Windows と同じフツーの起動をするだけのことである。
そもそもシャットダウンするのは設定を一から読みなおしてきれいに起動してもらうのが狙いなので、僕としてはむしろ OFF のほうが好ましい。
で、やってみた。確かに「低速スタートアップ」である。しかし、明らかに改善した。トラブルなく立ち上がった。
今日ネット上で読んだ記事には、普段は高速スタートアップを使っていても、Windows Update の直後に起動する場合だけは、設定を読み直させるために高速スタートアップを外すようにしたほうが良いと書いてあった。なるほどなあ、と思う。
ともかく、これでひと安心である。
──と、今朝は思ったのである。
しかし、今日帰ってきて起動したら、やっぱりなかなかマウスが出てこない。うむ、諸悪の根源は生きているのか。
でも、Ctrl+Alt+Delete にちゃんと反応してくれるだけでもありがたい。昨日まではそれさえなかったのだから。
ま、地道にもうちょっと探ってみることにしよう。
【註記】 その後マウスの問題は自然に収まりました。
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