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Sunday, April 13, 2014

記念日のハンカチ

【4月13日特記】 ハンカチのアイロンのかけ方の話である。

僕は別にブランドこだわっているわけではないが、さりとてブランド物を排除しているわけでもないし、そもそもハンカチにはもらい物が少なくないということもあって、ブランド物のハンカチも結構ある。

で、ロゴやマークが入ったブランド物のハンカチにアイロンをかける時、皆さんはどうしておられるだろうか?

いや、まず、ロゴやマークに関わりのないところから始めよう。

僕は、と言うか、ウチは、と言うか、妻は、と言うか(まあ、どれでも同じなのだけれど)四角いハンカチをまず縦に2つ折りにし、それを横に2つ折りにして、さらにそれを縦に2つ折り、横に2つ折りして元の正方形の16分の1の正方形を作る。

──これは非常に一般的な畳み方ではないだろうか?

さて、僕が言いたいのは畳んだ時の見え方の問題である。

妻はハンカチの四隅のどこか1箇所に入っているロゴやマークが必ず表面に来るように畳む。僕がそうしていないのを見るといつも「こうやって畳むんだよ」と僕に教える。

僕はそうはしない。いや、正確には、僕が妻のハンカチにアイロンをかける時には、妻がそう望んでいるのを知っているからそうするが、自分のハンカチには時々しかそうしない。

ハンカチというものは完全に広げて使うことは少なく、畳んだまま、表面に出ている部分で水分を拭うことが多い。そうすると、いつも同じ部分が表面に出るように畳んでいると、そこだけ汚れや色褪せが激しくなったり、傷みが早くなったりするのではないだろうか?

──僕はそういうことを考えるので、いろんな向きに折って、四隅のどれかができるだけ均等に表面に出るように考える。

とは言え、そういう風にしなかったために、ロゴのあるコーナー付近だけがボロボロやテカテカになったハンカチというのを見たことがあるというわけではない。事実がどうかではなく、嗜好の問題なのである。

ただ、僕はそんなことを考え、そんなことを気にする。それで自分のハンカチはそんな風にできるだけいつも違う隅が外にでるように畳む。

果たして妻は僕のその志向性に気づいているだろうか? 僕も、彼女のハンカチに関しては、いつもロゴやマークが見える状態に畳んでいるので、彼女は気づいていないかもしれない。

──今日はそんなことを考えながら、PC で何やら作業をしている妻を横目で見ながらアイロンをかけた。

どっちにしても、そんな風に僕らは別々のことを考えて気ままにやりたいようにやりながら、そこそこ巧くやれている。

ふと気がついたら、今日は結婚記念日(正確にはいくつかある結婚記念日のひとつである「結婚披露宴記念日」)であった。

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