小保方さんへの山中さんのコメントに思う
【2月2日特記】 先週の後半は小保方晴子さんの STAP細胞の話題で持ちきりでしたね。
その中で僕が非常に驚いたのが、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が「同じ日本人として誇らしい」と語ったことでした。
なんと、そう来たか! 僕にはそんな感覚は全くなかった!
と、ものすごくびっくりしました。僕は「こんなもの作り出すなんてすごいなあ!」と思ったし、「こういう研究が実って良かったなあ」とも思いました。でも、「同じ日本人」というところにはたどり着きませんでした。
何も僕がコスモポリタンで山中教授が田舎者だと言いたいのではありません。経歴を見れば田舎者が僕のほうなのは明らかで、山中教授こそがコスモポリタンです。
世界で活躍する人だからこそそう思うのかもしれません。あるいはこれまで海外で日本人として差別を受け、悔しい思いをしながら研究を続けてこられたのかもしれません。
そして、何よりも山中さんにとって小保方さんは同業者であるということが、そういう感慨に通じたのかもしれません。
しかし、自分に引きつけて考えると、同業者がどれほど華々しい成果を上げても、僕は決して「同じ日本人として」などと感じないだろうし、「同業者として誇らしい」とも言わないだろうと思います。
多分それが知りあいであっても、同じ会社の社員であっても同じです。知り合いの中でも特別に親しい間柄の、大昔からの長い長いつきあいの人間であった場合に初めて「長年の友だちとして誇らしい」ぐらいに思うかな、という程度です。
僕が冷たいのでしょうか? うん、そういうことはよく言われるし、そうなのかもしれません。
ただ、どちらが正しいとか良いとか、そういうことを言いたいのではありません。自分とは違う感じ方をする人がいるのだということを、こんな風に折に触れて確認して行くことがお互いの人生を豊かにするのだというのが僕の感慨です。
こんな風に違いを確認できて良かった、という思いと、そうか、そんな風に感じるのか、という驚きと、どっちにしても人類の未来のために良かったなあ、という週後半でありました。
少なくとも、同じ人類としての喜びは感じているつもりです(笑)
Comments
山中教授の奥ゆかしさ、
度量の深さを感じた次第です。
万能細胞作成の最終手段は
多分ipsではないだろうとは
なんとなく思っていたのですが、
こんなにも早く、こんなにも簡単に
発見されるとは思いませんでした。
弱酸性の液に細胞を漬けているだけで
初期化されるのですから驚きです。
このメカニズムを解き明かしたなら
最終的な生命の神秘に到達するかも知れません。
実は私も三日前から、この身で実験をしております。
お風呂に木酢液を混ぜて入浴し
風呂上げりに、寿司酢とりんご酢を
ミネラルウォーターで割って飲んでおります。
おそらく、あと五日すれば若返るのではないかと
思っておりますがいかがでしょう。
Posted by: バーモント蜜山 | Sunday, February 02, 2014 16:10