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Wednesday, February 12, 2014

「キネマ旬報」2月下旬号(1)

【2月12日特記】 今年も『キネマ旬報』2月下旬決算特別号が発売になったので、例年通り僕が 12/28 に書いた「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」とキネ旬のランキングの突き合わせをしてみます。

キネ旬10位以内については 1/9 の記事に書きましたので、その続き、第11位以降の検証です。

僕が「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい」と書いた邦画10本のうち『凶悪』『共喰い』『そして父になる』『風立ちぬ』『さよなら渓谷』合計5本がすでに10位以内に入っていました。では、20位内には合計何本入ったでしょう?

残念ながらその5本以外では『横道世之介』が14位に入っていただけでした。今年は合計6本。まあ、健闘と言って良いでしょう(誰が健闘したのかよく分かりませんがw)。

最初に僕が入ってほしいと思って入らなかった残りの4本が何位なのか見てみましょう。

まず『きいろいゾウ』ですが、意外と言うか不満と言うか、これが完全に選外なのです。キネ旬編集部を含めた62人の審査員が誰一人1点たりとも入れていません。1点以上入った映画が第126位まで、合計142本あるんですが、それ以下ということです。

うーむ、全く理解できません。廣木隆一監督の代表作になったと思ったんですけどね。

続いて『リアル ~完全なる首長竜の日~』。僕の周囲ではかなり評判が悪かった映画ですが、さすがキネ旬、なんとか第30位に入っています。もうちょっと上でも不思議はないですが。

そして『陽だまりの彼女』が第58位。うむ、合計10点入っているとは言え、評価低いですね。三木孝浩監督、陽の目を浴びません。この手の監督のこの手の作品をもっと評価してやるべきだと思うんですけどね。

最後に『四十九日のレシピ』が第31位。これはほどほどのポジションです。

あとは例年通り、僕が観てこのブログにレビューを書いた映画が第何位なのか、ざーっと見ていきます。

あ、その前に、キネ旬ベストテンの次点をまず書いておくと、第11位が『フィギュアなあなた』、第12位が『甘い鞭』と、石井隆監督の作品が2本続けて入っています。どちらも観たかった映画なのですが、見逃してしまって残念です。

そして、『甘い鞭』と同点で第12位に入っているのが『地獄でなぜ悪い』です。入ってくると思ってましたよ。ひょっとしたらベストテン圏内かとも思ってました。

僕はこの映画を決して低く評価しているわけではありませんが、映画評の記事にも書いた通り、これは「僕が好きでなかった頃の」園子温監督のテーストなのです(笑)。だから選びませんでした。

その次が『横道世之介』です。そして、ご参考までに、僕が「見逃して痛恨」と書いた『恋の渦』はその次の次、第16位に入っていました。

で、僕が観た映画でその次に出て来るのは第22位の『みなさん、さようなら』。うん、いい線ですね。

その次が第23位の『藁の楯』。おお、思ったよりも評価高いな、って感じ。

そして、第24位に『ばしゃ馬さんとビッグマウス』。これはびっくり。こんな上位に来るとは思いませんでした。ちなみに吉田恵輔監督はもう1本『麦子さんと』が第32位に入っています。いずれも非常に評価が高いですね。玄人受けする監督です。

そして、『リアル』『四十九日のレシピ』『麦子さんと』を飛ばして、第34位に『戦争と一人の女』。はあ、渋いもんが入ってますね。キネ旬らしい。

第39位に『夏の終り』、第42位に『千年の愉楽』──どちらもあまり僕好みの線ではない映画です。

そして、全部で5本ある第42位タイのうちの1本が『箱入り息子の恋』。これもいい線ですね。こういう映画にちゃんと点を投じる審査員がいるというのは、やっぱり良い雑誌だと思います。

第53位に『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』。まあ、順当と言うか、こういうのをちゃんと見ている審査員がいるところが健全です。

同じく第53位タイに『つやのよる』。これも僕の周りではやたらと評判が悪かった映画ですが、うん、見応えはあったし、この辺りに入ってきても不思議はありません。興行成績もボロボロだっただけに、この辺にランクしてやるのが供養になるでしょう。

そして、『陽だまりの彼女』と並んで第58位に『百年の時計』。え、そんなん入ってきたか! 僕は金子修介監督作品としてはちょっと物足りなかった作品なんですけどね。

そのあとちょっと飛んで、第71位タイに『すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん』『中学生円山』。前者はもっと上でも良いと思います。良い映画でした。

そのあとは聞いたこともない作品が増えてきて、漸く第103位に『探偵はBARにいる2』。2011年のシリーズ第1作は評価が高くてびっくらこいたのですが、今作はまあこんなとこだと思います。

それからまたずーっと飛んで第114位に『SHORT PEACE』。短編の寄せ集めなんで、賞へのアピールには弱いけど、この中の1編がアカデミー賞の短編アニメ賞にノミネートされましたからね。非常に完成度の高い映画でしたよ。

そして第126位に『オース!バタヤン』。ま、これはいっか(笑)

それで終わり。毎年やっている得点分解分析は、また明日にでも書きます。

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