長期的データの功罪
【1月23日特記】 初めて PC を買ったのも、映画鑑賞と住所録のデータベースを作りたかったからという記録好きの僕のことだから、iPhone のアプリもいろいろ駆使して、いろんな記録をつけている。体重ものそのひとつだ。
別に高性能なアプリは使っていない。体重計と無線で繋がっていたりしないし、勝手に脈拍を測ったりもしてくれない。
ただ、体重計の数字を自分で記録する。それを csv に吐き出してメールで送ることが可能。グラフ化もしてくれる。──ほぼ、それだけ。
それだけでもいろんなことが判る。何故判るかというと、ほぼ毎日測って長いこと記録しているからだ。
これをつける前は、久しぶりに体重を測ってみて 1kg 以上増えていたりしたら、「最近ちょっと食い過ぎかなあ」「やっぱり運動不足か?」などと考えたものである。
しかし、毎日の変化を見ていれば判るように、体重が1日で 1kg 増えることはざらにある。僕の場合、2kg 以上増えることはまず滅多にないが、1日で 1.5kg くらい乱高下することは時々ある。
大事なところはそこではないのである。
長期間のグラフを見ていると、自分の体重が今減少傾向にあるのか、安定しているのか、増加傾向にあるのかが判る。それを見極めた上でいろいろ考えれば良いのである。
アプリを使い始めてそのことが身にしみてよく解った。日々の変化に一喜一憂するのはまことに愚かなことなのである。
ところが、健康診断の問診などで、医者に「去年より 1kg 以上体重が増えてますね」などと非難がましく言われることがある。
「お前らの仕事は楽でいいね。点と点の比較して、偉そうに責めてりゃいいのかい」と悪態もつきたくなる。こんなあほな医者の話、まともに聞く必要はないわ、と聞き流すようになってくる。
そこまでになると、長期間のデータを見てきたことが良かったのか悪かったのか、正直分からなくなってしまう部分もあるのだが、まあ、そういうことである。
何ごとも長い目で見ようよ(笑)
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