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Saturday, November 02, 2013

映画『SPEC ~結~ 漸ノ篇』

【11月2日特記】 映画『SPEC ~結~ 漸ノ篇』を観てきた。

全10回のテレビドラマ・シリーズ(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と2時間スペシャル(翔)、劇場版第1作(天)まで全部観て、この映画を観ない人がいるのだろうか?──多分ほとんどいないと思う。たとえ映画館で観なくても、後からDVDかテレビで観るはずだ。

では、逆にここまでの作品を一切観ずに、いきなりこの劇場版第2作(結の漸篇)を観る人がいるだろうか?──それもまずいないと思う。

変な言い方だが、これはそういう映画なのである。既に嵌っている人がもはや抜けられない映画なのである。

ともかく、制作者たちが遊びに遊んでいるのがよく解る。それを面白がれるかどうかなのである。

僕はそもそも、こういうシリアスなSF(?)と馬鹿馬鹿しい遊びが一緒になったテーストが大好きである。先日放送した前日譚の「零」こそ観ていないが、それ以外は全部観ている。ここまで本編尺にして多分9時間超の積み重ねがあるのである。

ドラマはいたるところで遊んでいる。映像で遊び、音楽で遊び、台詞で遊び、設定で遊び、進行で遊んでいる。嵌まり損ねた人が「そんな馬鹿な」などと言い出しそうなポイントは無限にある。しかし、僕らはそういうところまで楽しみ尽くしている。

時代の粋を集めて遊んでいるので、映像が凄い。キャストが凄い。今回初めて雅ちゃん(有村架純)が、「ああ、あの娘だったのか」と気づいた人もいるのではないだろうか? 僕は『阪急電車』以来ずっとマークしてきた女優だけれど。

脇に逸れまくりながらクライマックスを迎えて行くストーリーも面白い。

でも、残念ながら、いつも書いているように、僕は観た尻からあらゆることを忘れて行くタイプなので、「これは何だったっけ?」というところが山ほどある。しかし、それでも面白い。

このシリーズは、定年後でも良いから、一度テレビシリーズの初回から結の爻ノ篇まで通して観てみたい。『ケイゾク』から通して観るのも良いかもしれない。そういう楽しみ方ができる作品である。

エンドでスタッフロールもキャストロールも出ない映画を、恐らく初めて観た。エンド・テロップ1枚である。そう、ストーリー的に見ても、ここでは全然終わってないのである。前後篇の「爻」篇まで観て、初めて完結するのである。

だから、スタッフロールもキャストロールもない。早く続きが観たい。ただ、それだけである。

なお、ストーリーを書いても仕方がないので書かなかったが、今回は野々村係長(竜雷太)の独壇場である。まさに男の花道である。

そして、「翔」で凍らされてミイラになってしまった吉川刑事(北村一輝)が復活してくる。これが抱腹絶倒である。

今回の映画の中で、「あ、これはヒントなのか! そういうことだったのか!」とピンときたシーンがあった。これが正しいのかどうか、早く確かめたくて仕方がない。

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