Play Log File on my Walkman #91
【11月10日特記】 不定期で掲載してる僕の Network Walkman でのプレイログ。今回も10曲。
- 象ねづみの校庭(あがた森魚)
- 悲しみがとまらない(杏里)
- Swallowtail Butterfly ~あいのうた~(YEN TOWN BAND)
- ルームライト(吉田拓郎)
- 蘇州夜曲(Sandii)
- 悲しくてやりきれない(PUSHIM)
- アジアの純真(PUFFY)
- 花のよぶ丘(伊集加代子&大内美貴子)
- 故郷未だ忘れ難く(海援隊)
- 帰らなくちゃ(山本リンダ)
1)はシングルカットされたわけでもないからほとんど知ってる人はいないだろうけれど、あがた森魚らしい、聴けば聴くほど深みのある曲。タイトルからして意味が分からない。だけど、聴くとこれが心の中にずっと残る。『永遠の遠国』所収。
2)は色褪せない大ヒット。康珍化と林哲司のコンビ。この覚えやすくてキャッチーなメロはポップスの教科書みたい。途中のリズム・ブレイクもとても粋。
3)は映画『スワロウテイル』の主題歌。エンディングで流れたのが忘れられない。作編曲は小林武史。CHARAのあの、他の人には絶対に出せない声! 震えるほど魅かれる。高音部での声の割れ方も好き。
4)は拓郎が由紀さおりに書いた曲。『ぷらいべーと』でのセルフ・カバー。拓郎がやるとバンジョーが入って来て、しかし、泥臭くならずにお洒落な仕上がりになっている。
5)は渡辺はま子のオリジナルを Sandii がカバーしたもので、これも絶品。ポリネシアから中国まで流れて行くような風情がある。
全くの偶然だがカバーが続く。
6)はフォーク・クルセダーズのオリジナル。これをレゲエの PUSHIM がカバーしている。確か、彼女のデビュー・アルバムに入っていたのではなかったか。久しぶりに聴いたけど、一見あまり工夫のないアレンジのようで、しかし、PUSHIM の声をしっかり聴かせてくれる名演である。
7)も実に久しぶりに聴いたが、改めてすごい作品だと思った。展開がスリリングで、何と言うかドキドキしてしまう。んで、どっからどう聴いても奥田民生。節回しと言い、コードの繋ぎ方と言い。
8)は誰も知らないだろう。ソリッド・レコードから出た『夢のアルバム』に入っている曲。これはベッツィ&クリスへの見事なオマージュ。独特のメロディ回しに乗ったファルセットのコーラスが美しい。
9)海援隊と言えば、→武田鉄矢→金八先生という連想が働いて、ダサダサというイメージが強いが、却々器用なバンドである。聞き古された『贈る言葉』以外にもいろいろ聴いてみるとよく解る。ものすごくフォークっぽいものから、もう少しノリの良いリズムの効いたものもある。
日本の流行歌の歴史の中で、独特のポジションをしっかりと占めており、言うならば吉田拓郎と千昌夫を繋ぐ不思議な存在と言えるのではないだろうか。
10)山本リンダなどと言っても若い人は知る由もなく、僕らの年代でも♪噂を信じちゃいけないよ、とか♪ウララウララウラウラで、などの所謂「イメチェン以後」の印象が強いが、そもそもは『こまっちゃうナ』の大ヒットがあり、この曲はそれと同じ舌足らずカマトト路線の最たるもの。要するに母親がうるさいから帰らなきゃと思うのだが、男の子が私を離してくれない、という唄。この甘ったるい歌唱法は、改めて聴くと凄いぞ(笑)
今日はそんなとこ。
Comments