Good Old Musicians
【11月23日特記】 吉田拓郎67歳、小田和正66歳、細野晴臣66歳、大瀧詠一65歳、泉谷しげる65歳、井上陽水65歳、財津和夫65歳、あがた森魚65歳、豊田勇造64歳、大塚まさじ63歳、鈴木慶一62歳、浜田省吾60歳、山下達郎60歳、大貫妙子60歳、甲斐よしひろ60歳…。
最近いろんなメディアで観たり聴いたりした人たちばかりである。
若いころ少なからず熱中して聴いたこんな人たちがみんな60歳を過ぎた。それぞれにいろんな意味で年取ったなあというイメージがある。
でも、それを見て悲しいかと言うと悲しくない。むしろ自分より上にそういう人たちがいてくれることがとても嬉しい。
そう、彼らは僕らの世代と“地続き”の世代なのだ。
それよりも上の世代による音楽の世界にも、確かに僕らが好きな歌はあった。しかし、好きなミュージシャンやアーティストはいなかった。
僕らの目の前で、彼らの世代が新しいことをおっぱじめてくれたのである。
それよりも上の世代の音楽は「現象」でしかなかった。彼らがおっぱりじめてくれた音楽は「運動体」(ムーヴメント)になった。
僕らは彼らの後をついて行き、彼らと同じ空気を吸い、同じように歳を重ね、そして彼らより少し遅れて老いて行く。
年を取ってきた彼らの姿を見て悲しいかと言うと、そうではない。年を取っても僕らとずっと地続きなのだ。
松任谷由実59歳、坂崎幸之助59歳、桑田佳祐57歳、佐野元春57歳…。その後はこんな人たちが続いて行く。
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