商用メルマガと Amazon 考
【11月30日更新】 誰かが twitter で、「Amazon の良い所は余計なメールマガジンなどを一切送って来ないことだ」と呟いているのを目にして、なるほど確かに禿同!と大いに納得した。
世の中には毎日はおろか1日に2通ずつメールを送りつけてくる企業まであって、まことにうんざりする。
中には、そのメールマガジンの登録を解除すると退会処分となって、ホームページ上の記事が読めなくなってしまうようなところもある。
ホームページを読もうとすると読みもしない宣伝を必ず全面で見せられて、それをスキップしないと見たいページに辿りつけないという手法もウザいが、やたらと送りつけられるメールも同じぐらいウザいものである。
送るほうは「多少嫌がられても送るのだ」という確固たる信念で送っているのかもしれないが、僕のように、もらったほうは結局いつの間にか1字たりとも読まなくなっていることもあるので、送った効果は覚束ないのではないか?
その点 Amazon は偉い。購入の確認と発送のお知らせ以外、一切メールを送ってこない。
確かに Amazon のページを見に行くと「これを買った人はあれも買ってる」とか「あなたにはこれがオススメ」とかいろんなことを言ってくるが、でも、彼らが何かを勧めるのは自ら Web に何かを買いに来た客に対してだけである。
この辺のわきまえ方が見事なのである。
買いに来た客にはどんな観点で何を勧めたって構わない。それを買わずに終わることのほうがもちろん多いのではあるが、しかし勧められたこと自体に反感は覚えない。
しかし、買いに来ていない人にどんどんメールを送りつけると、(送りつける側からすると、実際にある一定の割合でそこから購入に繋がっているという成果はあるのだろうけれど)鬱陶しく思われることのほうが多いのではないだろうか?
Amazon はそれをしない。それは多分企業のポリシーなのだろう。客の身になって考えたのか、単にプラスマイナスを読みきったのかは知らないが、買う側からすると、そういうことが意外にロイヤリティに繋がるのかもしれない。
スマートな企業である。できれば他の企業にも見習ってほしい。
Comments
うちにはおススメ商品のメールがAmazonからいっぱい来ますよ~。メールマガジンとはちょっと違うかもしれませんが。設定の問題なんですかねぇ。
ご飯を炊く土鍋を買ってすぐに、同じような土鍋のおススメメールが来て「土鍋マニアじゃねぇよ!」と思わず心の中で毒づいてしまいました(笑)。
だって…ねぇ。土鍋なんか一個あれば十分で次々買うものじゃないですもんね。こういうのが来ると、妙ながっかり感が湧くんですよねぇ。
以前、自分が買ったアーティストが新譜を出して、それを知らなかった時なんかは、おススメメールは便利で「助かった~」と思うので、こちらも勝手なんですけどw。
前にyama_eighさんがクーポン券と機械の限界…みたいな記事を書かれていたのを思い出す一件でしたよ。
Posted by: リリカ | Sunday, December 01, 2013 07:33
> リリカさん
おやま、そうですか。メール来るんですか。
「なるほど、そう言われると確かにメール来ないなあ」と大いに納得して書いたのに、Amazon もメール送ってるんだ。
しかし、来る人と来ない人があるのはなんでですかね? どっかでそんな設定したのかな?
んで、リリカさんが触れてくれた、僕が前書いた記事というのはこれですね。
http://bit.ly/18Re5p6
Posted by: yama_eigh | Sunday, December 01, 2013 13:17