アップデートの煉獄
【10月30日特記】 明日から出張なのだが、出張前夜は忙しい。それは出張に持って行く PC のアップデートをするためである。
これをやっておかないと、出張先で PC を開いた途端にいろんなものが我先にアップデートを始め、下手すると動かなくなってしまうのである。
そういう実感のない人もいるかもしれないが、僕はかつて出張先で何度もそういう憂き目に遭っている。
僕の場合は出張はまあせいぜい月に1回くらいのものである。ということは、この外出専用のノートパソコンは、平均的に言うと、前に起動してから1ヶ月間電源を切ったままになっていた計算になる。
1ヶ月放っておくと、その間に、Windows そのもの、ウィルス対策ソフト、ブラウザ、メール・クライアント、twitter クライアント、Java、Adobe Air など、いろんなものが新しいバージョンになっていたりする。
それらが、出張先のあまり LAN 事情の良くないところで一斉にチェック/ダウンロード/インストールをやり始めて、しかもアップデートの終わったアプリケーションから順に再起動を要求された日にゃ、本当に面倒くさいことになるのである。
なんでも勝手にやってくれるのは便利と言えば便利であり、Microsoft はそれを金科玉条にして開発を進めているようだが、そのことはずっと僕の不満の種である。
ユーザに制御させてほしい。──それは Web2.0 の基本的な要素のひとつでもあるわけだ。
そこまで神経が行き届くと Windows は使いやすくなるのに、とずっと思っている。
Comments