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Thursday, October 24, 2013

映画『陽だまりの彼女』(その3)

【10月24日追々記】 ひとつの映画について3回書くのは珍しいことだ(初めてかもしれない)。というのは、見終わって日にちが経つうちに次々に思い出すことがあるからだ。

(ここから先もあからさまなネタバレは避けて書くつもりだが、ここまで積み重なると、少なくともヒントにはなってしまうので、これから観るつもりの人は、映画を観た後でこのページに戻ってきてもらったほうが良いかもしれない)

この映画は何の気なしに見過ごしてきたシーンが、その秘密が分かってから次々に繋がってくる。

ジャングルジム、スタバ(?)の熱いラテ、素っ裸、勉強ができない、ことわざ辞典の例文、等々。

さすがにベランダの事件のシーンではなるほどと思うが、それまでの小さな兆候を僕らは見逃していなかったか?

こないだ『ルドヴィカがいる』という小説に絡めて、「回収されない伏線を恐れずに書く」ということについて書いたが、ここではたくさんの伏線が回収されている。撒いた種を最後に見事に刈り取っている感じ。

もちろん刈り取るのは僕らだ。そして、刈り取る時期は、こんな風に映画を見終わってから数日が過ぎてからかも知れない。

その一方で、(その2)に書いたように、夏木マリの謎は放置される。この潔さと、周到に張り巡らされたエピソードと…。

やっぱり凄い脚本だと思う。

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