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Monday, September 09, 2013

偉そうなもの

【9月9日特記】 このあいだ誰かのブログを読んでいたら、「自分は評論などという偉そうなものを書きたいわけではない。ただ、映画を観たので、その感想を書いておく」と書いてありました。

なるほど、そういう感じ方、考え方があるのか、と僕は大層驚きました。

僕が書きたいのは本を読んだり映画を観たりした感想などではありません。僕が書きたいのは書評であり、映画評なのです。

もちろん偉そうなものを書きたいと言うのではありません。ただ、単なる感想から一歩も二歩も進めて、自分の作品として提示したいのです。

以前このブログに書いたように、僕は最近本を読んでも映画を観ても、自分の読解力や感性が試されているような気がしてならないのです。鑑賞という行為は、そんな風に作者と読者/観客のせめぎ合いなのだと思います。

そのせめぎあいの中で研ぎ澄ました、整合性のとれた作品を、今度は僕が発表することによって、読む/観るという行為はやっと完結するような気がするのです。

そして、それを発表することによって、今度は僕の表現力も合せて問われることになる──それが近年の僕の心境です。

このことについては、みんながそうだとは思っていませんでしたが、反対するような人もいないのではないかと勝手に考えていました。

でも、偉そうな評論を書きたいわけではない、と言われて、ちょっとひるみました(笑) そして、多分、偉そうな評論など読みたくない、と言う人もきっといるのでしょう。

すみません。まあ、でも、それは仕方がないです。僕は今後もずっとこういうスタンスで書いて行くことにします。もし偉そうになっていたら、それは僕の本位ではないのでお許し下さい。

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