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Monday, September 30, 2013

skype

【9月30日特記】 最近 skype からよくメールが来る。使わなくなったよなあ、と思う。まさに使わなくなったので必死にメールを送ってきている感がある。

曰く、もっと活用しましょう。曰く、パスワードを忘れてしまった方はこちら。

かつては、無料ということと、テキストと音声と動画のセットいうことで画期的な存在だった。普段使っていなくても、とりあえず当面使う予定がなくても、「何かあった時のために」などと考えて、PC や スマートフォンに入れていたものだ。

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Sunday, September 29, 2013

『昭和ことば辞典』大平一枝(書評)

【9月29日特記】 なんとなく宣伝文句に釣られてネットで買ったものの、本が家に届いて開いてみた瞬間に「しまった!」と思った。どうも思ったほど面白そうな本ではなさそうなのだ。

昭和10~40年代の日本映画のセリフの中から蒐集したと言うのだが、まあ読んでいる僕の年代のせいもあるのだろうけれど、ここに採録されている昭和ことばで、僕が知らないものがないのである。きれいさっぱり忘れている表現も少ない。だから読んでも驚きがない。再発見もない。

はて、困った本を買ってしまったものだと嘆きつつも、一応最初からページを繰っていくと、いやなに、これが却々棄てたものではなかった。

著者が言葉を拾い集めている姿勢が楽しいのである。いきなり目次のところに「言葉が火に油を注ぐこともあるのでご注意ください」云々の注意書きがある。その通りである。そして、冒頭にわざわざそんなことが書いてあるところに、著者の良識と茶目っ気の両方が感じられる。

中盤には「昭和と言っても64年もある」との記述もある。自分が立ち向かうには対象が大きすぎるとも読めるし、断定してしまう人は心が狭すぎるとも読める。この辺が面白い。

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Saturday, September 28, 2013

映画『そして父になる』

【9月28日特記】 映画『そして父になる』を観てきた。よくこんな脚本が書けたと舌を巻いた。

同じ病院で出産した2組の夫婦の子供が取り違えられた。そして、その男の子たちが小学校に上がる半年ほど前にそれが発覚した、という設定である。

この設定自体は別に凄いというようなものではない。ただ、その設定の中に放り込まれた人物が、ひとりひとり本当に見事に書き込まれ、読み込まれ、そして、作者の手を離れひとりでに動き出しているのである。

一方の夫婦は大きな建築事務所の設計士と元社員が社内結婚で結ばれたカップルである。これを福山雅治と尾野真千子が演じている。最初に書いてしまうと、尾野真千子がありえないくらいに巧い。

金持ちである。スカイツリーの見える大きなマンションに住んでいる。子供にピアノを習わせ、有名私立小学校のお受験に挑んでいる。夫には良い意味でも悪い意味でもプライドがあり、そのプライドに沿って今日まで頑張ってきた。

他方は田舎町のさびれた電器店を営む夫婦である。これをリリー・フランキーと真木よう子が演じている。真木よう子もべらぼうに巧い。夫のほうだけ少し世代を上にしてあるところがミソである。

こちらはつましい生活である。時々「つましい」どころか「さもしく」なる。他にも子供が2人いる子だくさんである(こちらの夫婦だけ他にも子供があるという設定も後々よく効いてくる)。

夫はぐうたらして、妻はたまにカリカリするが、それでも仲睦まじい夫婦であり、家族である。

この4人のメインの登場人物を、最初に一体どこまで綿密に設定したのだろう。ともかくよくもここまでリアルに描けたものだと驚くのである。

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Friday, September 27, 2013

電話考

【9月27日特記】 我々夫婦の間では、「なんで連絡くれなかったのよ」とか「なんで電話しないんだよ」というような会話が全くない。とてもありがたいことだと思う(妻もそう思っているかどうかは知らないが)。

どうしても電話できない時ってあるのである。

いや、上っ面の理屈だけで考えると、電話できない時なんてない。世の中に固定電話しかなかった時代と違って、電話なんてほんの1分あればできるのである。

「ちょっと失礼」と1分だけ中座して電話すれば良いのである。トイレに行くふりをして少し抜ければよいのである。あるいは携帯で何かをチェックするふりをして、短いメールを書けば良いのである。

自分を待っている配偶者や親友の気持を考えると、それぐらいの労を取ることぐらいはできるはずだ。

確かにそうだ。

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Thursday, September 26, 2013

Tumblr => Instagram

【9月26日特記】 また少しだけブログのデザイン、と言うか、構成を変更した。これはさすがに誰も気づかないだろうから、書いておくことにする。

昨日までは左カラムの「OTHER LINKS」のところに、My Tumblr と My Amazon Store のリンクが貼ってあったはずだが、今日その Tumblr を Instagram に差し替えた。

Tumblr はご承知の通り、ネット上で見つけた、自分の好きな写真や記事を収集するソーシャル・キットである。僕は写真だけを集めていた。

iPhone を買うまで僕は日常的に写真を撮る習慣がなかったので、Tumblr に集めるのは他人の作品ばかりだったのだが、iPhone で自分も写真を撮るようになってから、やがて自分の作品もそこに上げるようになった。

そうすると、しかし、自分の撮った写真と自分が好きな他人の写真が自分のタイムラインに並んでいるのを自分で眺める分には具合が良いのだが、それを他人に公開していることがなんだか少し違うような気がしてきたのである。

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Monday, September 23, 2013

iPhone5s, and then

【9月23日特記】 昨日 iCloud から復元して iPhone5s の設定は一応終わったのではあるが、いろいろ不具合や気に喰わないところはある。ここまで感じたこと、やったことのまとめを書いておきたい。

まず、昨日の記事にも書いたけど、アカウントとパスワードの必要なアプリは、全部ではないけど、再設定しなければならないものが多い。

それからプロファイルは引き継がれない。

だから、「一括設定」をしないと i.softbank.jp のメールは使えない。僕の場合は Yahoo!メールもプロファイル設定していたので、iCloud から復元しても再現はされず、新たに設定し直す必要があった。

それから、メール関係で言うと、Microsoft Exchange 経由で設定していた Gmail がおかしい。ちゃんと設定できているはずなのに受信できない。

これは Apple が Exchange のサポートをやめる(もうやめたんでしたっけ?)ことと関係があるのかないのか知らないが、いずれにせよ Exchange はいつまでも使えないのだからとあきらめて、フツーに Gmail を設定することにした。

問題は、そうすると Gmail がプッシュ通知できないことだ。

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Sunday, September 22, 2013

iPhone5s なう!

【9月22日特記】 オンライン予約はしたものの、そんなに早く順番は回ってこないだろうと思い、手持ちの iPhone4S を今朝 iOS7 にアップデートしたら、いきなり午後にヨドバシカメラから電話がかかって来て、iPhone5s が入荷したから取りに来いと言う。

で、いそいそと出かけたら、さすがに予約してるので長く並ぶことはなかった(それでも2~3分は並ばされた)が、手続きには結構時間がかかった。30分で終わると聞いていたのだが、40~50分。

で、次は家に持ち帰って古いほうの iPhone4S の設定を引き継がせるのであるが、ここでうっかりミスをしてしまった。

普段からバックアップは抜かりなく iCloud でやっており、一応念のため iTunes でも出かける直前に済ませたのだが、いざ帰ってきたら、どこからその設定を移すのか分からない。

iPhone の「設定」の「iCloud」のところに「バックアップから復元」なんて項目があるのかと思ったらどうもなさそうだ。ま、いいや、じゃ、iTunes から復元するか、と軽く思ったのが失敗。

昔は iTunes で PC 本体にしっかりバックアップを取っていたのだが、いつしかクラウドに保存するようになって以来、全部のものをバックアップしない設定になっていたのだ。

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Saturday, September 21, 2013

9/21サイト更新情報

【9月21日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回も形の上では2つ新しいコンテンツが上がっていますが、前回同様、本当に新しいのは言葉のエッセイだけです。

もう1編はこのブログに書いた2つの文章を結合して、本のコラムのコーナーに再掲したものです。

ということで、今回の更新は下記の通り:

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Friday, September 20, 2013

『憤死』綿矢りさ(書評)

【9月20日特記】 僕は巧い作家が好きだ(本来は巧くない作家なんて存在してはいけないのだが)。そうなると、勢い「書ける」何人かの作家を繰り返し読むことになる。

まだそれほど読んではいないけれど、綿矢りさはそういう作家のひとりである。この年齢の作家としては恐ろしく「書ける」作家である。

『蹴りたい背中』の冒頭の「さびしさは鳴る」に代表されるように、彼女は最初の1行に全身全霊を注ぎ込んで凝りに凝る人である。その後の作品でも「さびしさは鳴る」ほどの切れる隠喩ではなくとも、考えたんだろうなと思う書き出しの作品は多い。

ところが、この短篇集に収められた4篇はいずれもそういう形のオープニングを持っていない。もっとありふれた、と言うか、いきなりストーリーを転がし始める展開になっている。

明らかに、これは今まで僕が読んできた綿矢りさではない。

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Thursday, September 19, 2013

カテゴリー間違い

【9月19日特記】 間違いに気がついた。

このブログでは、2013年に書いた映画評には「映画・テレビ評(13)」、2012年に書いた書評には「書評(12)」といった「カテゴリー」を設けている。

書評のほうは以前はオンラインブックストア<bk1>に投稿しているだけで、ここには載せていなかったのだが、bk1 がそれをぐちゃぐちゃにしてくれたので、こちらに移設し始めたのである。

で、それによって同じ年号の「映画・テレビ評(xx)」と「書評(xx)」というカテゴリーができたのであるが、これをよく混同するのである。誰がって、僕が。

うっかり映画評に「書評(xx)」のカテゴリーを設定して、アップしてしまってから慌てて訂正する、なんてことがしょっちゅうなのである。

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Tuesday, September 17, 2013

解明のさえずり

【9月17日特記】 8月29日の記事に書いた、我がマンションの外階段の柵の上で綺麗な声でさえずっていた鳥は、どうやらミソサザイであると判明した。

妻の撮った写真は小さ過ぎてよく見えなかったのだが、彼女の脳裏にはいつも通りしっかりと画像が記録されていたようだ。綺麗な歌声から僕が「ヒバリじゃないの?」と言ったら、妻は「私と目が合ったけど、そんな顔じゃなかった」と言う。

iPhone に入れてある2つの野鳥アプリ、ネット上の野鳥関連サイトの映像や音声、日本野鳥の会が出しているスキャントークリーダーが使えるリーフレットなど、ありとあらゆる材料を駆使して見比べ、聴き比べた結果、どうやらミソサザイであるというのが妻と僕の結論。

本当に良い声で、彩り豊かな節回しをする。ネットで調べて聴いてみてほしい。

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Monday, September 16, 2013

映画『劇場版ATARU』

【9月16日特記】 映画『劇場版ATARU』を観てきた。

自慢じゃないが僕はこのTVシリーズを観たことがない。レギュラーも単発も、高視聴率を獲っていたのは知っているが、一度も観ていない。

ただ、先日再放送していたのを少しだけ観た。1クールの連続ドラマのうちの1回の、しかも全部ではなく一部分だったのだが、それでも大体の設定は分かった。

猪口在(=いのくち・あたる、今日映画でこの文字を見て初めて、何で彼がチョコザイ君と呼ばれるのか分かった。中居正広)はサヴァン症候群という名前で呼ばれる、いわば知的障害と天才が同居した青年である。

その特殊な能力を捜査に活かすためにFBIで訓練を受けたという設定である。その彼が日本の警察に協力して事件を解決する、とまあ、そんな話だ。

で、シリアスな警察ものかと言えばそうではなく、コメディの要素も強い。

ともかくあちこちに遊びが仕掛けてある。いや、遊びと言うよりも悪ふざけと言ったほうが良いのかもしれない。それが笑わせてくれる。満員の映画館がどっと沸くような場面も何回かあった。

僕としては、遠景に「コドモ警察」が映り込んでいたのと、「ルー大柴のキン肉マン」が個人的に受けた。

そういうおかしな展開を優先するために、犯罪や捜査のリアリティはしばしば損なわれるのだが、僕はその手の脚本は大好きである。

おまけにパンフレットを買うと綴じ込みで「小ネタコンプリート」なる小冊子がついているではないか! 好きだなあ、こういうマニアに対するファン・サービスの姿勢。

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Saturday, September 14, 2013

映画『許されざる者』

【9月14日特記】 映画『許されざる者』を観てきた。観客の中には当然クリント・イーストウッドの『許されざる者』(1992年)を観た上でこの翻案を観に来ている人も多いのだろうが、僕は観ていない。

従って、新旧の、あるいは日米の比較のようなことは書けない(まあ、観ていたとしてもどうせきれいに忘れているから、どっちにしても書けないのだけれど)。

しかし、それにしても元の映画もこんな映画だったの?と、ちょっと不思議に思う映画だった。

申し訳ないけれど、僕には登場人物に共感できない、と言うか、感情移入しにくい、と言うか…。

何故もう殺さないと決めていたのに賞金稼ぎに加わったのか、そこまで決心したのに何故突然怯むのか、そしてどうしてまた立ち直れたのか、要所要所の場面での心の動きがきっちり説明できておらず、説得力がないのである。

元の映画がどうであったのかは知らないのだが、娯楽活劇にしようという気はまるでないらしい。それはそれで別に良いのだが、僕は観ていて「どうだ、すごいだろ」「感動の巨編だろ」と言われているような気がしてならなかった。

だから少ししらけてしまった。

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Friday, September 13, 2013

雑感: iPhone 5s 発売

【9月13日特記】 本日から各キャリアとも iPhone 5c 予約受付、iPhone 5s は受けつけず。

だが、あまり評判は芳しくないみたい。曰く、ジョブズが生きていたら──いや、ジョブズは死んだのだ、仕方がないではないか、と僕なんぞは思うのだが…。

曰く、5c の c は cheap の c、5s の s は same の s だと。安っぽくて新味がないとのこと。

そして株価も下がっている。

しかし、そんなに新味がないかね。僕は速攻で替えるかどかは別としても、いずれ 5s に乗り換える気満々である。

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Wednesday, September 11, 2013

随想2: 2020オリンピック東京開催決定

【9月11日特記】 汚染水がじゃぶじゃぶ漏れているような時にオリンピックを招致している場合か、と考えたのも確かだが、結局東京に決まったとなると、それを素直に喜び、あと7年の間にいろんなことを整えて、みんなが良かったと思えるようなオリンピックにしたい、と思ったのも確かである。

しかし、「オリンピックに反対するような奴は日本人じゃない!」とまで言われると、それはやっぱり違うだろ、という気になる。

知らなかったのだが、ネット上にはこういう言説が溢れているとのことである。それではまるで戦争中に「非国民」というレッテルを貼って回った指導者たちと同じではないか?

何度か書いたことだけれど、僕は多様性に対する許容力の大きさこそが社会の成熟度であると思っている。

自分と異質なものを排斥する心というのは一体何なのだろう?

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Tuesday, September 10, 2013

『快挙』白石一文(書評)

【9月10日特記】 白石一文の文章には、如何にも作家らしい凝った表現というものがどこにも出てこない。しかし、構成力のある、とても巧い作家なのである。

僕はわずかに『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』と『翼』を読んだのみなのであるが、やっぱりこの人はこんな風に曰く言いがたく巧いのである、と思った。そして、書くたびに、年を経るたびにまた腕を上げたなあ、という気がする。

これは良い小説である。とても良い小説である。

──読み終えて最初に思ったのはそういうことだ。

自分の書いたものを読み返してみて、僕はあまり「良い小説」という表現を使っていないことに気づいた。そう、小説に良いも悪いもあるものか。面白いか面白くないか、うまく書けているか書けていないかだ、と思っている。

でも、この作品にだけは「良い小説」という表現を使いたい。「良い」という以上に読後感にぴったり来る表現がないのである。

これは夫婦の話である。と言うと、人によって思い浮かべるイメージは異なるのだろうが、決して甘ったるいストーリーでもなければ、その対極を行くような凄まじい展開の浅ましい物語でもない。

夫婦の情愛、などと言ってしまうと一気に安っぽくなってしまうが、夫婦の情愛について書かれた物語だとしか言いようがない。それはまさに夫婦であって、夫婦でなければこういう形にはならない情愛なのである。

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Monday, September 09, 2013

偉そうなもの

【9月9日特記】 このあいだ誰かのブログを読んでいたら、「自分は評論などという偉そうなものを書きたいわけではない。ただ、映画を観たので、その感想を書いておく」と書いてありました。

なるほど、そういう感じ方、考え方があるのか、と僕は大層驚きました。

僕が書きたいのは本を読んだり映画を観たりした感想などではありません。僕が書きたいのは書評であり、映画評なのです。

もちろん偉そうなものを書きたいと言うのではありません。ただ、単なる感想から一歩も二歩も進めて、自分の作品として提示したいのです。

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Sunday, September 08, 2013

随想: 2020オリンピック東京開催決定

【9月8日更新】 佐藤栄作がノーベル平和賞をもらったのは僕が高校生の時だった。

その高校で僕らに漢文を教えていたT先生は気骨のある人物だった。僕らが卒業した後だったけれど、彼は仲間たちと一緒に、1票の格差による不平等を憲法違反だとして国を訴え、僕らを驚かしてくれた。

佐藤栄作が受賞した翌日の授業でT先生は言った。

湯川博士が日本人として初めてノーベル賞を受賞した時には、小学校の校長先生は生徒たちを集めて、「みなさん、今日は日本にとって誇らしい日です」と胸を張って言ったものです。

今の小学校の校長先生たちは、胸を張ってめでたい日だと言えるんでしょうか。

今日、2020年のオリンピック開催地が東京に決まった日に、このことを思いだした。

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Saturday, September 07, 2013

映画『共喰い』

【9月7日特記】 映画『共喰い』を観てきた(ネタバレとまでは言わないが、少し踏み込んで書いている部分もあるので、これから観ようという人は、これを読むのは観た後にしたほうが良いかもしれない)。

原作を読んだ人もいるのだろう。あるいは僕の隣りに座った女子高生2人組のように、(恐らく)主演の菅田将暉のファンもいたのかもしれない(終わってから顔を見合わせて絶句してたけど)。僕はひたすら青山真治監督が目当てである。

芥川賞を受賞した原作は結構評判になった。いや、原作というよりも、それを書いた作家・田中慎弥の人を喰ったインタビューが評判になった。が、僕はインタビューも観ていないし本も読んでいない。どんな話かも全く知らずに観に行った。

ひたすら青山真治監督が目当てである。

映画は「俺が17のとき、親父が死んだ。昭和63年だった」というナレーションで始まる。そう、この映画は最近珍しいナレーションの入る映画なのだ。恐らく原作からそのまま抜いてきたのではないかと思われる地の文で、暫く映像が説明される。

僕はそれを聞いて、てっきり主人公・篠垣遠馬(菅田将暉)の父親・円(光石研)が死ぬところから物語が始まるのかと思った。しかし、そうではなく、どちらかと言えば円が死ぬところまでを描いた映画だった。

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Friday, September 06, 2013

9/6サイト更新情報

【9月6日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回もまあ、いつも通り、言葉のエッセイの新作を1編上げただけのようなものですが、前からちょこちょこ書き加えている音楽エッセイの一覧表に2回加筆しました。

この手の更新だと、一体どこが変わったのか分かる人はほとんどいないと思いますが、今回に限れば2つのうちの1つは分かるかもしれません。いや、丹念にこのブログをお読みいただいている方なら、両方分かるかもしれません(笑)

ということで、今回の更新は下記の通り:

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Wednesday, September 04, 2013

Play Log File on my Walkman #89

【9月4日特記】 不定期で掲載している僕の Network Walkman でのランダム再生のプレイログ。今回も10曲、というか、何曲か溜まった中から10曲選んで。

  1. SUMMER CANDLES(杏里)
  2. 桜吹雪(豊田勇造)
  3. 少年の木造ランプ(マザー・グース)
  4. マージービートで抱きしめたい(THE GOOD-BYE)
  5. Positive (21st century ver.)(森川美穂)
  6. コネクト(ClariS)
  7. 気分をかえて(香坂みゆき)
  8. ほんとだよ(遠藤賢司)
  9. 国境の町(巻上公一)
  10. Headlight(MONKEY MAJIK)

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Monday, September 02, 2013

『ユーザーファースト』友澤大輔(書評)

【9月2日特記】 Yahoo Japan のマーケティングイノベーション室長が書いた本だが、別に面白い本ではない。目から鱗が落ちるようなことが書いてあるわけではない。

いや、それは僕がたまたまこういう世界に近いところにいるのでそう思うだけで(ちなみに僕はこの友澤さんという人にお会いしたことはない)、そうでない人が読むと結構面白いのかもしれないし、目から鱗が落ちるのかもしれない。

ただ、面白いか面白くないかは別として、良質の本だと思う。インターネットとテレビを取り巻くマーケティングの現状を解りやすくまとめてある。網羅感はないのだけれど、適切な例を抜き出して象徴的にまとめてある。一人をのぞいて適切な人にインタビューして現状を炙りだしている。

問題点をえぐりだしてはいないが、問題点をきれいに並べ立ててある。それだけと言えばそれだけなのだが、そういうことをこんな風に読みやすくまとめてくれている本はそんなに多くはない。

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Sunday, September 01, 2013

シネマイレージカード

【9月1日特記】 TOHOシネマズのシネマイレージカード会員の方ならご存じだと思うが、今年になってからカードの使い勝手がかなり良くなってきた。

ひとつは、6ポイント貯まると映画が1回無料になるのだが、その座席予約がネットでできるようになったこと。

以前は、普段はPC等で座席指定を取ってから劇場に出向くのに、ポイント鑑賞のときだけは劇場に行ってから入場券と替えてもらう必要があったので、混んでいる映画の時には怖くて使えなかった。

それが普段の鑑賞のときとおなじように、事前に座席指定できるようになった。こうでなくちゃ。

それからふたつめは、カードの期限が切れた時にネットで更新できるようになったこと。

これも以前は劇場のカウンタに行く必要があった。映画を見に行ったついでに更新すれば良いようなものだが、うっかり期限が切れているとネット予約ができない。いや、予約はできるのだが、ポイントが付かなかったり(会員の期限が切れてるから付かなくて当たり前だけど)して、面倒である。

それがPC等で、家で簡単に更新できるようになった。こうでなくちゃ。

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