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Tuesday, July 30, 2013

双方向の多様性

【7月30日特記】 テレビは片方向だがインターネットは双方向である。──これはある意味正しい。いや、ある意味正しいどころか、僕らのようにテレビ局で働いている者にとっては大きなハンディキャップである。

もちろん、テレビにも視聴者からのなにがしかのフィードバックはある。ただ、それは微々たるものである。

一方、ネット上のさまざまなメディアはそれぞれにいろんな形で双方向に繋がっている。
例えば僕がやっているもので言えば、(あくまで個人的なつきあいである facebook はここでは除外するとして)、twitter にはビビッドな反応が間髪を容れずに返ってくるし、ブログには RT やコメントが付く。

ホームページの場合は自分のアドレスを相手に教えてしまうというハードルはあるが、それでも時々それを乗り越えてメールが来る。

僕のブログにはコンスタントに RT をしてくれたりコメントをくれたりする人がいる。1年に1回か2回ずつなんだけれど、もう何年にもわたってコメントをくれている人もいる。

そう言えば何年か前には頻りにコメントをくれた人がいたけど、あの人はもう読んでくれていないんだろうな、というような人のことも時々思い出す。

その一方で、「初めてメールをいたします。HPは◯◯の頃から愛読させていただいております」なんてメールをもらうこともある。◯◯の頃からって、それはもう5年や6年ではないではないか、とこちらが驚いてしまうようなこともある。

そんなことを考えていると、双方向と言っても(当たり前だけれど)全員が双方向通信をしているわけではないことに思い当たる。読んでくれてはいるんだけれど、滅多なことでリアクションを返さない人だっているのである。

そういう人ってどれくらいいるんだろ、と思う。また逆に、ある時までは反応は返さないまでも熱心に読んでいたのだけれど、いつしか読まなくなった人たちはどれくらいいるんだろ、とも思う。

そういうことに思いを馳せたいと思う。

ものごとを分析して傾向をまとめるのも大事な仕事ではあるけれど、その傾向からこぼれたところにしっかり目を向けている者がいたって良いのではないかと思う。

人は多様である。だから、人と人の間にコミュニケーションが架かるのではないかと思う。そして、人の多様性と同様にコミュニケーションもまた多様である。

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