2度め(?)の振り出し
【5月7日特記】 今日日経平均株価が14,000円台を回復したらしい。なんという懐かしい響きか! 14,000円というのは僕にとって特別な数字なのである。
というのも、僕が株の売買を始めた時の平均株価がやはり14,000円台だったのである。
それまでは資金運用ったって普通預金と定期預金しか知らず、投資経験なんてゼロであったのに、あまりの金利の低さに業を煮やして、遂に株に手を出したというわけである。
大昔は普通預金でも年に 2~3% の利子はついていたのに、それがこんな低金利では銀行に入れておいても仕方がない、と意を決したのである。
もっとも、当時物価はもっと上がっていたので、実質的には同じようなものであったのだが、そういうことさえちゃんと認識していなかったのも確かである。
それで最初に株を買った頃の日経平均が14,000円内外。仮にいろんな株の価格や値動きの差が相殺されて平均的に推移したすれば、この日経平均が14,000円より上がっていれば利益が出ている可能性が高く、14,000円より低ければ損している可能性が高いというわけだ。
ところが、僕が買い始めてからというもの、株価が右肩上がりであった時期はほんの一瞬で、大部分はだらだらと転がり落ちる坂道であったのである(いや、坂道どころか、深い谷底に沈んだこともあったなw)。
ま、しかし、幸いなことに、株というものは一度買ったものを売らなければ(あるいは、「空売りしたものを買い戻さなければ」とも言えるが、そんな上級者向けのことは僕はやっていない)損益が確定しないのである。
この間、損切りして売ったものもたくさんある(どころか、会社が潰れてしまった銘柄もある)が、売ったものだけの損益を通算するとそこそこ黒字である。だから、そんなに落ち込む必要はない。
とは言うもののの、もし今持っている株を全部売るという前提で計算すると、ものすごい赤字になってしまう。
もちろん、会社ではないのだから、含み損が出たからって減損処理するわけでもない。希望を失わずに持ち続ければ良いのである。が、やっぱり平均株価は上がってほしい。まずは始めた頃の14,000円を回復してほしい。
僕はずっとそう祈ってきた。そう、縋るように祈ってきた。そして、今日やっとスタート地点に戻ったわけだ。
しかし、ちょっと待てよ。14,000円台を回復するのは4年11ヶ月ぶりだと言う。僕が株を始めたのはもっともっと前である。
ということはすでに少なくとも一度は振り出しに戻っていたのである。で、その時も多分ものすごい含み損であったのではないかな(あまり憶えていないけど)。
うむ、何度振り出しに戻れば良いのだろう? 先は遠い気がする。いや、果たして先はあるんだろうか?
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