菓子折りの経済動向
【5月31日特記】 もう随分古い話だが、僕が80年台の半ばから90年代前半まで営業マンをやっていた頃には、どこかを訪問する時に菓子折りなどの手土産を持って行く場合、3000円程度というのが一応の目安だった。
何か「思うところ」があったり、訪問先の人数が多い場合には5000円見当のものを持って行くケースもあったし、もちろん先方が小さな事務所だったりする時には2000円のこともあるにはあったが…。
ところが最近、菓子折りを買おうとすると、あまり高いものが置いていないような気がする。いや、確かに5000円のものも全くないわけではないのだが、非常に種類が少ない。
3000円でさえあまりなく、中心は2000円台と1000円台になっているように思う。中には、昔は「菓子折り」としては考えられなかった575円などの商品もある。
これを読んで、「いやいや、うちの会社では昔から3000円超の菓子折りなんて伝票通してもらえなかったよ」と言うような人もきっといるだろう。業種ごと、地域ごと、会社ごとに相場は違って当然である。
ただ、どうだろう、その同じ環境の中で、昔と今を比較してみると、やっぱりちょっと値段は下がっていないだろうか?
あるいは僕の営業マン時代が大雑把に言って単にバブル期だったのかもしれないが、それにしても、以降ずっと全般に相場が下がってきているような印象がある。
僕は90年頃から全般に下がり続けているのではないかと踏んでいるのだが、皆さんどうだろう?
僕の記憶では昔の売り場は3000円程度のものを中心に陳列してあったが、最近はどうも3000円程度のものは端っこに少しあるだけである。
まあ、もちろん人の記憶なんていい加減だから、自分の探し求めているものの記憶だけが鮮明なのかもしれないが。
で、そういう訳で、昨日は2000円ちょっとの菓子折りを買って持って行った。
胸に一物、手に荷物。
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