Windows8 使用実感
【4月10日特記】 新しい PC で Windows8 を使い始めて1ヶ月。使ってみてしみじみ思うのは、新しいインターフェースであるタイルとチャームから構成された新しいスタート画面は要らないではないか、というとてもシンプルで恐ろしい結論である。
いや、もちろんタイル(ライブ・タイルを含む)を単位とした新しいスタート画面にはそれなりに便利な機能もある。だが、それはあくまでタッチパネルのタブレットを想定してのものだろう。
それ自体は悪くない。不要だとは言わない。しかし、スワイプで出たり引っ込んだりするチャームはまさにタッチパネル用のものであろうし、常に全画面に展開する Windowsストアアプリなるものは比較的画面の小さいタブレットを前提としたものである。
つまり、タッチパネルではない、ある程度大きな液晶画面を持ったデスクトップや大型ノートの場合には、この新しいインターフェースは全く必要ではないのである。
事実僕も常にデスクトップ画面を触っており、タイルから何かをすることが全くない。むしろ、PC を起動すると必ずタイルが出てくるのは単に1動作分余計である。
どちらか選べるようにしてくれ、と言う気もない。しいて言うなら、ディスプレイ部を切り離してタブレットにできるタイプのウルトラブックの場合に限って選べるようになっていればそれで充分である。
とても単純なことで、デスクトップPC の場合はタイルは不要でデスクトップ画面が出てくれば良いのであり、タブレットであればデスクトップ画面は不要で、チャームとタイルで快適に操作ができるだろう。
少なくとも1つの機械に両方が入っている必然性がないし、切り替えられるようになっている必要性もないのである。
ただ、どちらのインターフェースでもひとつのアプリをできるだけ共通に使えるようにする工夫こそが必要なのである。
マイクロソフトという会社は昔からユーザの利便性から見事にずれた形でいろんなものを開発してきた。デフォルトでそんな変な設定にせずに、全部僕に設定させてよ──というのが、どの OS に対しても叫びたくなる心の声であった。
そういうところだけは全然変わらない(笑) マイクロソフトは偉大である。
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